宮城・登米市で男性死亡の労災事故 重機の運転手を業務上過失致死容疑で書類送検

2021年5月、宮城県登米市の工事現場で重機のバケットが男性作業員にぶつかり死亡した事故で、警察は、重機を運転していた男性を業務上過失致死の疑いで仙台地検に書類送検しました。

この事故は2021年5月25日午後4時半ごろ、登米市中田町の工事現場で当時50歳の男性作業員が土砂に含まれた岩や配管などを取り除いていたところ、重機のバケットがぶつかり死亡しました。

書類送検された33歳の現場責任者の男性は当時、重機を運転していて掘削作業を行う際に接触を防ぐ措置をとったうえで重機を動かす業務上の注意義務を怠った疑いが持たれています。

男性は容疑を認めているということです。

また、瀬峰労働基準監督署は接触の危険が生ずる恐れのある場所に労働者を立ち入らせたとして、掘削作業を請け負っていた会社と現場責任者の男性を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

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