シングルマザーとして活躍の人気モデル ギャラ全額をウクライナなどへ寄付表明

米モデルのジジ・ハディッド(26)が、ファッションウィークでの全ギャラをウクライナとパレスチナへ寄付する。2022年秋コレクションのギャラ全額を両国に寄付することを本人が6日、発表。モデル仲間ミカ・アルガナラズ(29)の行動に影響されたという。

ジジはインスタグラムに「歴史上、心痛く、トラウマ的な時期に、しばしば私たちはファッションコレクションに登場する。自分たちの仕事スケジュールをコントロールできない私たちだけど、何かを実行したいと思う。友人のミカに倣って、2022年秋のショーで稼ぐお金をウクライナでの戦争に苦しむ人々、パレスチナで引き続き同じ経験をしている人々へ寄付する。人間によるあらゆる不当に私たちの目と心は見開かれるべき」とつづった。

元恋人ゼイン・マリクとの間に1歳6カ月の娘、カイちゃんがいるジジ。「私たち全員が政治、人種、宗教を超えて兄弟姉妹になりますように。最終的にいつも戦争で犠牲になるのは罪のない人々の命でリーダーのそれではない。ウクライナに近寄るな。パレスチナに近寄るな。平和を求めて」と続けた。

そんなジジに影響を与えたミカは2月、モデル仲間や同僚にウクライナ支援を呼び掛け「同じ大陸で戦争が起きているのに、ファッションショーでウォーキングするのは本当に変な感じがすると言わざるを得ない。このファッションウィークでのギャラの一部をウクライナの団体に寄付する。モデル友達や同僚他、この感情に悩んでいる人々へ。これは私たち全員が貢献できる何かかも」とした。

一方ジジの妹ベラ・ハディッド(25)はミカの呼びかけに一足先に反応、「よく言ってくれた、ミカ。私たちにはたくさんのウクライナの友人、同僚、モデル、製作会社、キャスティングがいる。なのに間近で起きている戦争に関するコミュニケーションと知識の欠如は本当に悲しい事。この時期に仕事だからとファッションショーに出る事はあまりにおかしい。私たちの業界にいる人々に対して、隣で起きている地獄についてリサーチし、開かれた会話を持つことを要求する」とサポートを示していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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