13年ぶりの「JAXA宇宙飛行士候補者募集」応募受付終了、締切時点で1563名が手続き済み

【▲ 国際宇宙ステーションで船外活動を行うJAXAの星出彰彦飛行士。2021年9月撮影(Credit: NASA)】

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2022年3月4日正午をもって、13年ぶりとなる宇宙飛行士候補者募集の応募受付を締め切りました。JAXAは締め切り時点での応募者数を同日付で明らかにしています。

今回の2021年度宇宙飛行士候補者募集は2021年12月20日正午に応募受付が始まりました。前述のように応募受付の締め切りは2022年3月4日正午で、健康診断書を含む健康診断結果の提出期限は同年4月4日正午最終選抜結果の発表は2023年2月頃とされています。

3月4日正午の時点で全ての応募手続きが完了した人は1563名で、このうち女性の割合は20パーセントと発表されています。最終的な応募者数は健康診断結果の提出期限(4月4日正午)の後に確定し、4月5日に改めて発表されます。なお、2008年に実施された前回募集時の応募者数は963名で、このうち女性の割合は13パーセントだったとのことです。

JAXAによると、宇宙飛行士として選ばれるのは「若干名」とされています。1500名を超える候補者のなかから選ばれた宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)への滞在のみならず、アメリカが主導する有人月面探査計画「アルテミス」の下で月に降り立つ可能性もあります。数年後には月面にその一歩を記すことになるかもしれない新たな日本人宇宙飛行士の誕生が今から楽しみです。

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  • Image Credit: NASA
  • JAXA \- 2021年度 宇宙飛行士候補者募集の応募状況について

文/松村武宏

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