香川県の公立高校で一般入試 受験倍率は1.08倍 約5300人が合格目指す

香川県で8日、公立高校の一般入試が行われました。新型コロナに感染するなど体調不良で31人が欠席しました。

高松市の高松高校では全日制の定員280人に対して316人が受験しました。香川県の公立全日制30校では、一般入試の定員4907人に対し5297人が受験しました。受験倍率は1.08倍で、2021年より0.05ポイント低くなっています。

香川県教育委員会によると8日は、新型コロナへの感染など体調不良による欠席者が31人いました。また、30校全てで県外からも生徒を募集していますが、受験者は8校11人に留まりました。

3月9日は適性検査と面接が行われ、17日に合格発表が行われます。

今回の一般入試では3月12日の追試に加えて、新型コロナに感染するなどした受験生のために23日に特別追試が行われます。

県教委は8日午後、2022年の出題方針を説明しました。

(香川県教育委員会 高校教育課/金子達雄 課長)
「単純に知識だけを問うのではなく、一段読み取れてさらに答えにできる読解力を含めた力というものを最近は意識している」

国語では2021年の入試から、書かれている意見を踏まえて自分の意見を「作文」する問題を導入しています。

県教委によると、全教科を通じて平均の正答率が55%となるよう問題を作成しているということです。

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