公立初「イエナプラン教育校」開校へ 福山市

公立では全国で初めて「イエナプラン」という教育法を取り入れる小学校が来月福山市内で開校します。

その授業の様子が公開されました。

輪になって子どもたちが楽しそうに受けているのは国語の「詩」の授業。

授業を受けているのは1年生から3年生の子どもたち。

学年の壁を超え3つの学年が一緒に同じ授業を受けるのが「イエナプラン」の最大の特徴です。

授業では子どもたち同士が積極的に質問しあう姿が見られました。

3年生「わからないことがあった時は1、2年生は3年生に聞けばいいし、3年生は友だち同士で聞けるところがいい」

「イエナプラン」とはドイツで始まりオランダで広がっている学校教育です。

今月閉校した「常石小学校」の場所に来月開校する「常石ともに学園」が公立では全国初となります。

時間割では児童から学びたいことを聞いて先生が内容を決める「ブロックアワー」という自由度の高い時間が毎日設けられています。

金尾真弓記者「あちらの教室でも同じブロックアワーという授業が行われているのですが、国語を学ぶ子もいれば算数を勉強している子もいるそうです」

子どもたちが自分の勉強の進み具合に合わせて、それぞれ違う科目を勉強する時間もあるということです。

甲斐和子校長「自立・共生・自己実現が学校の目標。学びが面白いという子どもになっていって自分で学んでいく子どもたちになっていってほしい」

新1年生は応募者から抽選で32人が選ばれました。そのうち8人は福山市以外の子どもだということです。

常石ともに学園はおよそ130人の児童を迎え来月開校する予定です。

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