16歳のイギリス人ドライバー、オリバー・グレイがウイリアムズF1のドライバー・アカデミーに加入

 ウイリアムズ・レーシングは、イギリス出身で16歳のオリバー・グレイをウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに迎えたことを発表した。

 イギリスのカートシーンにおいてスター選手だったグレイは、2021年にシングルシーターにステップアップし、フォルテックからイギリスF4選手権に参戦した。2回の優勝とポールポジション獲得という好成績を上げ、トップ10内で一貫性のあるレースをした。

 グレイは今年もイギリスF4選手権にカーリンから参戦するとともに、ウイリアムズでF1チームでの生活も経験することになる。彼の育成をサポートするチームの部門とともに緊密に仕事をすることになるのだ。

「我々はオリバーをウイリアムズ・レーシング・アカデミーに迎えることを心から喜んでいる」とウイリアムズのスポーティングディレクターを務めるスベン・スミーツは語った。

「彼はカートのキャリアにおいて素晴らしい才能を見せ、シングルシーターのデビューイヤーに我々チームは感銘を受けた。我々はみな、モータースポーツのジュニアランクにおける彼の歩みを最大限サポートすることを楽しみにしている。彼はチームにとって素晴らしい資産であることを証明してくれると私は確信している」

 グレイは、F1の歴史で3番目に成功したチームであるウイリアムズの公式メンバーとなった特別な日を喜んだ。

「今日は僕のキャリアでも特別な日だ。自分がウイリアムズ・レーシングの一員であることを公式に言えるんだ!」とグレイは語った。

「ウイリアムズはF1において多くの歴史と成功を積み重ねてきたチームだ。いつか僕もそこに加わることを願っている」

「チームと仕事を始めるにあたって最初の目標は、ドライバーとしてコース内外で成長することだ。そして2022年シーズンにも集中する。スタートするのが待ちきれないよ」

「これまでのモータースポーツのキャリアのなかで、多くの人たちにお世話になった。すべての人たちにお礼を言いたい。特にスベン、ヨースト(・カピート)、そしてウイリアムズ・レーシングのチームが僕を信頼してくれたことに感謝している」

 グレイはウイリアムズF1ドライバー・アカデミーのメンバーであるジェイミー・チャドウィック、ローガン・サージェント、ザク・オサリバンらと、F1での学びの経験を共有していくことだろう。

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