「危険な通学路」、神奈川県警が2022年度末までに対策 青信号時間延長、横断歩道新設…

通学路の安全確保が急がれている=横浜市都筑区

 全国の小学校の通学路を対象にした緊急点検で対策が必要とされた危険箇所について、神奈川県警は8日、2022年度末までに対策を実施する方針を明らかにした。信号機の歩行者用の青時間の延長や横断歩道の新設、道路表示の補修などに取り組む。

 千葉県八街市で小学生5人が死傷した事故を受けた文部科学、国土交通両省と警察庁による緊急点検の最終集計結果によると、神奈川県内で対策が必要とされた危険箇所は5141カ所で、都道府県別で最も多かった。

 このうち、実施機関別で県警による対策箇所とされたのは1515カ所で、県警は今年1月末までに358カ所について対策を実施。残りの箇所は22年度末までに対策を終えられるように取り組むという。

 8日の県議会防災警察常任委員会で、自民党の桝晴太郎氏の質問に答えた。

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