【東京女子】中島翔子が3・19両国での山下実優とのプリプリ王座戦に向け不退転の決意!「これは最高のチャンスだし、最後のチャンスかもしれない」

東京女子プロレスが3月19日、東京・両国国技館で団体創設史上最大のビッグマッチ「GRAND PRINCESS ’22」を開催する。同大会に向け、同8日、都内のホテルで記者会見を開き、メインイベントで山下実優が保持する頂点王座プリンセス・オブ・プリンセス選手権に挑む、挑戦者の中島翔子が不退転の決意を吐露した。

中島は「私と山下はDDT両国国技館のダークマッチでデビューして。旗揚げする前からやってきた唯一の仲間なんですけど。私にとって、山下はそれ以上にいつもみんなの真ん中にいて、みんあの一番上にいて、最強の壁だったと思います。私流に言うと、怪獣の目の前にずっと立ちふさがってる、さらに大きな怪獣みたいな存在です。今まで勝ったり負けたりして、私の方がちょっと勝ち越してると思うんですけど。どんなに勝っても、どんなに並んだと思っても、超えたと思っても、それを強さで簡単に覆してしまうのが山下だったと思います。でも今回の両国で勝てば、今度はそれを私が覆せると思ってます。今まで両国が東京女子にとって大事だっていうのは、ずっと言ってきました。でも自分にとって、一番大事なのは山下に勝つことです。これは最高のチャンスだし、最後のチャンスかもしれないって思ってます。ここで勝って、今度は私が山下よりも大きな怪獣になる番だと思ってます」と、この一戦に向け並々ならぬ決意を示した。

山下は「今年1月に最高の挑戦者である中島を指名して。ここまで前哨戦をやってきましたけど、改めて両国で中島と試合ができるっていうのうはすごくうれしい気持ちがあって。でも最高の相手である中島を倒さないと意味がないと思ってるので。そこはしっかり倒して防衛したいと思ってます。そして、東京女子の両国国技館大会、デビューした日からずっと思い続けてきた夢の場所。そういう夢の場所ですけど、東京女子にとってゴールではないので。この大会において、今までやってきた通りに、東京女子らしく戦って。もっと東京女子を大好きになってもらって。東京女子の未来を見せなきゃいけない大会だと思ってるので。今の私たちならそれを大きく超えられると信じてます」と王座死守を期した。

前哨戦での手応えについて、中島は「タイトルマッチの本番以外、すべて自分の身になる実験だと思って戦ってきました。いっぱい(攻撃を)もらって、いっぱい悔しい思いもしましたけど、勝ち筋は見えてます。自信はあります」と、山下は「前哨戦では結構打撃も当てられてるので、手応えはあるんですけど。中島に前言われた通り、調子に乗るといけないと思うので。本番は空気も違うと思うし、自分のその日の戦い方次第かなと思ってます」と話した。

「最後のチャンスかも」と言ったことに関して、中島は「もうすぐ私もキャリア10年目に突入する節目も近いんです。そんななか、両国国技館、ゴールではないけど、目指していた一つの目的地点にたどり着くところだと思うんです。自分は旗揚げ前からいるんですが、選手層も厚くなってきてるし、後輩の追い上げもすごい。ビッグマッチのメインで戦うチャンスをつかむことはどんどん難しくなってくると思うんです。チャンスが巡ってきて、ここを最後だと思わないと、自分はどこかで気が抜けてしまうんじゃないかと思ったので。最後のチャンスだって言い聞かせてやるつもりです」と気を引き締めていた。

GRAND PRINCESS ’22
日時:2022年3月19日(土)開場13:00開始14:00
会場:東京・両国国技館

メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合
<王者>山下実優 vs 中島翔子<挑戦者>
※第9代王者5度目の防衛戦。

大会詳細は公式サイトにて

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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