レクサスCTが2022年10月をもって生産終了へ。特別仕様車“チェリッシュド・ツーリング”登場

 トヨタ自動車は3月3日、レクサスブランドのハッチバックモデル『CT』について、2022年10月をもっての生産終了を発表し、これまでの感謝を込めた特別仕様車“Cherished Touring(チェリッシュド・ツーリング)”を同日より発売した。

 レクサスCTは、レクサスの新たな時代を切り拓くHEV専用のハッチバックモデルとして2011年に発売が開始され、クラストップレベルの燃費と環境性能、俊敏な走行性能と、ダイナミックでスポーティなスタイリングでユーザーから支持を得ている。

 2014年に行われた改良では、レクサスおなじみとなる“スピンドルグリル”が採用されるなど、エクステリアデザインが刷新され、より洗練された個性が際立つスタイリングに進化。また、ボディ剛性の強化などにより静粛性や乗り心地、俊敏な走りがさらに磨き上げられた。

 さらに2017年には、スピンドルグリルにメッシュグリル形状を採用するとともに、レクサス・セーフティ・システム+を標準設定し、予防安全性能の向上など進化を続けてきたレクサスCTは、現在に至るまで約65の国や地域で累計約38万台を販売してきたという。

 しかし、トヨタ自動車は3月3日、レクサスCTについて「世界中のお客様からご愛顧をいただいてまいりましたが、2022年10月をもって生産を終了致します」と発表し、「これまでのご愛顧への感謝を込めた」特別仕様車を同日より発売した。

 チェリッシュド・ツーリングと名付けられた特別仕様車は、CT200h“バージョンC”をベースに、専用2トーンカラーを含めた全6色の外板色が採用され、フロントグリルやフロントフォグランプのベゼルなどに専用のシルバー塗装を施すことでエレガントなスタイリングとされた。

 そしてインテリアは、シートに特別仕様車専用のクリムゾン&ブラック・クリムゾンステッチを採用し、ドアトリムやインストルメントパネルなどにはブラックに映えるクリムゾンステッチが施すことで上質さをさらに際立たせている。

 そのほかにもステアリングヒーターやシートヒーターといった快適装備も標準装備され、普段使いのカジュアルさと特別な場面に相応しいエレガントさを兼ね備えているチェリッシュド・ツーリング。レクサスCTにとって最後になるかもしれないこの特別仕様車のメーカー希望小売価格は422万3000円(消費税込み)となっている。詳細はレクサスの公式ホームページ(https://lexus.jp/models/ct/features/cherished_touring/)まで。

レクサスCT200h 特別仕様車“チェリッシュド・ツーリング”(カラー:ソニックチタニウムルーフ&ソニッククォーツ)
レクサスCT特別仕様車専用シルバー塗装が施されたスピンドルグリルとフロントフォグランプベゼル
レクサスCT特別仕様車“チェリッシュド・ツーリング”専用クリムゾン&ブラックのインテリア
レクサスCT特別仕様車“チェリッシュド・ツーリング”専用クリムゾン&ブラックのインテリア

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