ロッテ18歳は3人目の快挙なるか、中日と楽天に長距離砲 OP戦で躍動する新人野手

中日・鵜飼航丞(左)とロッテ・松川虎生【写真:小西亮、福谷佑介】

オリックスはドラ4の渡部遼人、ドラ5の池田陵真がアピール

プロ野球は3月25日のセ・パ同時開幕へ向けてオープン戦の真っ只中。新人選手たちは開幕1軍入りへ向けて猛アピールを続けている。今回はオープン戦で結果を出している12球団の新人野手に注目していきたい。

今年のルーキーでインパクト抜群の活躍を見せているのがロッテのドラフト1位・松川虎生捕手(市和歌山高)だろう。高卒新人捕手ながら、ここまで6試合に出場。160キロを超える佐々木朗希投手とバッテリーを組み、8日は開幕投手・石川歩とバッテリーを組んだ。打率.182と打撃では結果が出ていないが、高校通算43本塁打を記録したパンチ力は魅力十分。球界では2006年の西武・炭谷銀仁朗(現楽天)以来18年ぶり史上3人目の高卒新人捕手開幕スタメンの可能性も高まっている。

中日ではドラフト2位の鵜飼航丞外野手(駒大)が持ち味の長打力を見せている。ここまで7試合に出場して打率.261、1本塁打、2打点。長打率.478、OPS.824と堂々の成績を残している。8日のオリックス戦(刈谷)では4番を任されるなど、チームでの存在感も増している。

リーグ連覇を目指すオリックスではドラフト4位の渡部遼人外野手(慶大)、同5位の池田陵真外野手(大阪桐蔭高)が開幕1軍へアピールしている。一塁到達タイム3.7秒の俊足が魅力の渡部は打率.316、出塁率.435で2盗塁と持ち味を発揮。池田は高卒新人ながらオープン戦6試合出場。3月1日のロッテ戦から3試合連続安打と結果を出した。

楽天のドラフト2位、安田悠馬捕手(愛知大)はフルスイングが大きな魅力。「7番・捕手」で先発出場した8日のヤクルト戦(静岡)では2回に先制犠飛を放ち、4回には右越え1号3ラン。1試合4打点と大暴れを見せた。今年は何人のルーキーが開幕1軍、開幕スタメンを掴むのか注目だ。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2