真紅のフェラーリでGTDプロ参戦のリシ、セブリングでのラインアップを発表/IMSA

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦しているリシ・コンペティツィオーネは、1月末に行われた開幕戦デイトナ24時間レースに続き第2戦セブリング12時間レースにも2年連続で出場することを決定し、GTDプロクラスにエントリーするドライバーラインアップを明らかにした。

 2022年に新設されたIMSA GTDプロクラスのデビューレースとなったデイトナ24時間で、クラス2位となったリシ・コンペティツィオーネ。ヒューストンに拠点を置く同チームは、3月17~19日に開催される次戦セブリングでダニエル・セラとエディ・チーバー3世、そしてフェラーリワークスドライバーのダビデ・リゴンの3名に真紅のフェラーリを託す。

 リゴンとセラは、デイトナでもリシのフェラーリ488 GT3 Evoをドライブしており、そのラインアップを引き継ぐかたちとなっている。一方、彼らとともにロレックス24を戦ったアレッサンドロ・ピエール・グイディとジェームス・カラドは、セブリング12時間と同じレースウイークに行われるWEC世界耐久選手権の今季開幕戦『セブリング1000マイル』に専念するため、リシのメンバーから外れることになった。

 その結果、MRレーシングを率いた石川資章の元チームメイトでWECやファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパなどへの参戦経験を持つ28歳のチーバーが、IMSAのGTトップクラスデビューを果たすことになっている。

 なお、リシ・コンペティツィオーネは現段階でセブリング以降のレースについて参加の可否を明らかにしていない。

夜のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイを走行する、リシ・コンペティツィオーネの62号車フェラーリ488 GT3 Evo

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