新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は9日、同市中原区の80代男性の死亡と、市内外に住む10歳未満～90代の男女1682人の感染が新たに確認されたと発表した。
市保健所によると、80代男性は市内で入院中に発熱し、2月20日に陽性が判明。当初は中等症で、3月8日に死亡した。基礎疾患があったという。
感染者の年代別の内訳は、10歳未満が366人、40代が296人、30代が250人、10代が249人、20代が190人、50代が158人、60代が79人、70代が42人、80代が34人、90代が18人。1556人の感染経路が不明。陽性患者の接触者は126人で、このうち家庭内感染は82人。
関係者1人が感染していた同市麻生区の有料老人ホームで新たに入居者26人の感染が判明し、市はクラスター（感染者集団）と認定した。
また市は、関係者の感染が判明した保育所19施設を臨時休園すると発表した。当該施設は次の通り。
▽アロハパレール保育園（川崎区）▽中原保育園（中原区）▽すみれ保育園（同）▽レイモンド中原保育園（同）▽木下の保育園武蔵新城（同）▽にじいろ保育園武蔵中原（同）▽かしの実保育園（同）▽ちとせ山ゆり保育園（高津区）▽二子保育園（同）▽ベネッセ津田山保育園（同）▽すこやか溝口保育園（同）▽川崎たちばな保育園（同）▽にじいろ保育園宮前平（宮前区）▽すきっぷドレミ園（同）▽にじいろ保育園稲田堤（多摩区）▽宿河原もりのこ保育園（同）▽ちびっこハウス多摩川園（同）▽王禅寺しらゆり保育園（麻生区）▽バディスポーツ幼児園はるひ野（同）
