韓国大統領選挙がいよいよ投開票!なぜここまで盛り上がる?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

(本記事は3月8日公開の動画の内容を基に再構成したものです。)

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2022年3月8日に公開された動画のテーマは……激戦!韓国大統領選挙

ゲストにジャーナリストの鈴木哲夫氏をお招きし、韓国の大統領選挙の仕組みについて語っていただきました。

日本の議院内閣制との違いとは?

韓国の大統領選挙は9日投開票!

2022年3月9日に韓国の大統領選挙が投開票を迎えます。

与党と最大野党の候補が激しい一騎打ちを繰り広げていることで話題です。

韓国大統領選のしくみ

大統領制を採用している韓国。

その仕組みをおさらいしてみましょう。

いくつか日本と違いがあるなかで、乙武氏は再選禁止の項目に着目。

鈴木氏は再選禁止について「ここまで明確に定めているものは多くない」と解説します。

「(このルールがあることで)任期の終わりが見えているからこそ全てを賭けて何かをやれるというのは、この制度のメリットだと思う」とコメントしました。

さらに、鈴木氏は直接選挙制に注目します。

現在の日本では、国民に選挙で選ばれた国会議員が総理大臣を選ぶ議院内閣制を採用しています。

鈴木氏は「(議院内閣制では)国民の意思がそのままトップにまで繋がっているかというと、そうではないことの方が多い」とし、「日本の選挙制度について議論の余地があるのでは」と投げかけました。

韓国大統領選挙の立候補者は?

今回の韓国大統領選挙では4名の方が立候補していますが、実質イ・ジェミョンとユン・ソギョルの一騎打ちだといわれています。

3月3日にアン氏がユン氏と一本化したことにより、一見野党が有利になったように見えます。

これに対して鈴木氏は「野党が統一され、色が強くなったことで無党派層が与党に流れる可能性もある」とコメント。

選挙の行方はギリギリまで判断が難しい状況のようです。

期日前投票の投票率が過去最高に!

政権維持か、交代かで盛り上がる韓国大統領選挙。

期日前投票の投票率からもその様子が伺えます。

なんと、過去最高の36.93%!

乙武氏「すごい!」

鈴木氏「(日本だったら)これが投票率になっちゃうよね」

当日投票する有権者の数を含めると、かなりの投票率になることが想像できます。

ここから、話題は選挙の日程に。

韓国大統領選の投票日は3月9日水曜日です。

平日に行われますが、この日は選挙のために休日になります。

このことについて乙武氏は「盛り上がるし、みんな投票に行く」とコメント。

それもあってか、2017年の大統領選挙では20代、30代の投票率が軒並み70%を超えています。

若い世代が政治の鍵になっていることが伺えると同時に、日本の選挙との違いが浮き彫りになりました。

動画本編はこちら!

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