コラボ!「大歩危峡まんなか観光遊覧船とジオツアー」パート2 

徳島県三好市は、四国の「へそ」とも言われるエリア。そのへそ中のへそには、名勝で名高い大歩危小歩危峡とそこで行われてきた100年を超える吉野川船巡りの歴史がある。ここで行われた「大歩危峡まんなか観光遊覧船」「みよしジオガイドの会」そして「やましろ戦国国ざかいめぐりの会」による、大歩危峡の貴重な地質や歴史に触れるコラボツアーの様子をレポートしていく。

【前回までの記事はこちら】
>>パート1 地元ガイドさんによる大歩危峡の歴史やヒミツのレクチャー

吉野川の激流が創り出したダイナミックな自然を堪能 大歩危峡観光遊覧船

いよいよ四国のまんなかで吉野川の船巡りへ。

この船巡りはなんと明治時代から運行され、100年を超える歴史を持っている。

国指定の天然記念物、大歩危峡 吉野川の清流の上にそそり立つ美しい彫刻のような岩々

この日の天気はあいにくだが、吉野川の水は澄んでいていつも通りの美しい青緑色をしている。浅いところでは川底までくっきりと見える。

見上げると、ずっと上まで続く急峻な傾斜面。岩壁も、雨に濡れてつやつやと光っている。

場所によって地層の角度を変える岩石の続くその景観は、景勝の名のとおりの迫力。

恐竜のいた時代の地層 様々なかたちの岩々

大歩危峡の岩壁は、2億年も昔の恐竜のいた頃の地層が、300万年前に隆起しはじめたなど、とてつもない時間を感じる解説に、参加者から感嘆の声があがる。

岩の形も様々で、動物の名前を付けられた大岩も。ガイドさんのクイズに合わせて様なさまざまな意見も出て、遊覧船のなかはアットホームな雰囲気だ。

大歩危の急峻な地形に耐え抜いた岩肌の植物

運のいいことにこの日はここにしか生息しないというイワツツジが季節外れのピンク色の花を咲かせていた。 こんな岩肌に植物が生息している。自然の力強さを感じる。

見下ろす吉野川も美しいが、遊覧船に乗って吉野川から見上げる大歩危も大迫力。ぜひ体験してみてほしい。

パート3では、今回コラボツアーをされた地元二団体と遊覧船の紹介をする。

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>>コラボ!「大歩危峡まんなか観光遊覧船とジオツアー」パート3

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大歩危峡まんなか 大歩危峡観光遊覧船

(取材・文・写真: ショーン ラムジー)

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