「津波で失ったものは多いが、得たものもある」―。東日本大震災の被災地復興で出会った宮城県気仙沼市の船問屋斉藤康(こう)さん(62)と日南市職員の山脇崇弘さん(40)は、被災者と支援者の関係を超え「生涯の友」と言える存在になった。食を通じた支援や防災イベントで両市を行き来するなど交流を深めてきた2人。復興を機に紡がれた縁を、震災の風化を防ぎ、今後起こり得る災害の教訓として広げる力に変えている。
支援の絆、生涯の友に 気仙沼・斉藤さんと日南・山脇さん
- Published
- 2022/03/10 10:00 (JST)