数々のヒットTVドラマでヒロインの生き方をファッションで表現してきた71歳現役ドラマスタイリスト・西ゆり子による、初のおしゃれ指南本『服を変えれば、人生が変わる』が3月18日発売

書籍『ドラマスタイリスト 西ゆり子の服を変えれば、人生が変わる』(株式会社主婦と生活社・刊)が3月18日(金)より全国の書店・ネット書店にて発売される。 西ゆり子は昨年4月、真っ赤なカーディガンに花柄のタイトスカート、赤いヒールをはき、颯爽とNHK『あさイチ』に登場。鮮やかなファッションとともに「着ることの楽しみ」をイキイキと語りかける姿が印象に残っている人も多いはず。71歳の現役ドラマスタイリストで、『七人の秘書』『セカンドバージン』『家売るオンナの逆襲』『ファーストクラス』『のだめカンタービレ』など、さまざまなドラマでヒロインの衣装を担当してきた。 手がけたTVドラマや映画はおよそ200作品。流行を発信する雑誌のスタイリングとは異なり、「ファッションで役柄を表現するドラマスタイリングの手法は、普段の私たちの洋服選びにもすごく役立ちます」と西。45年以上のキャリアで培ったおしゃれのワザを本書でたっぷり披露している。 「おしゃれは気分を上げるためのもの」「人生のヒロインはあなた自身」「服選びはセルフプロデュース」「年を重ねるほどおしゃれは冒険できる」「“老化”でなくて”成長”です」など、心に響く言葉も充実。 もちろん“実践テクニック”も紹介しており、この一冊で「着る力」が身につく、まさに「着る」教科書。家にいながら西のレッスンを受けられるのが本書だ。

「ぽっこりおなか」守りのコーデはオバサンっぽい印象に

年齢を重ねるにつれ、おなかがぽっこりしてきて、ウエストが太くなっていく。痩せている、ぽっちゃりしているにかかわらず、これは大人の女性全員に共通する悩みと言えるでしょう。若い頃からずっと痩せ型だった私でも、今ではすっかりおなかが丸くなりました。 正直な話、ぽっこりしたおなかを物理的にひっこめることはできません。でも、だからと言って、おしゃれをあきらめる必要はまったくない! おなかを目立たせないコーディネートを目指せばいいのです。 そう言うと、ロングジレやロングカーディガンを羽織っておなかを隠そうとする方も多いようですが、「守り」のコーディネートは“オバサンっぽく“見える原因に。 本誌で紹介する「隠さなくてもスッキリ見える」コーディネートのコツを参考にしてみてください。

「ぽっちゃり体型」3つの「首見せ」で、大人の体型をスッキリ見せる

年齢を重ねると体のラインにメリハリがなくなって、肩や背中のラインが丸みを帯びてくる女性が増えてきます。若い頃に比べると、ウエストのサイズもおのずと変わってくるでしょう。 こうした大人の体型をスッキリ せるには、「首 」「手首」「足首」の3つの「首」を見せることが効果的。体の細い部分を強調することで、全身がスッキリと見えるのです。長袖のブラウスやシャツを着るときは、手首のグリグリが見えるところまで袖をまくり、パンツはアンクル丈を選んで、足首をのぞかせましょう。首も、見せたほうがきれいです。ブラウスの襟元をきっちり閉めて着るのではなく、第2ボタンまで開けて鎖骨をのぞかせると大人の色気が漂います。 ただし、冷え性の方はどこか1か所だけの首見せにして、冷え防止を。 以下、本誌より。

【著者・西ゆり子プロフィール】

1974年にスタイリストとして独立。『MISS』『non-no』などの雑誌や広告のスタイリングを手がけた後に、『11PM』『なるほど!ザ・ワールド』を皮切りにテレビの分野に活動を広げ、テレビ番組におけるスタイリストの草分け的存在となる。現在も“ドラマスタイリスト”としてテレビドラマと映画を中心に手がけるほか、バラエティ・歌番組・CMとジャンルを問わずに活動。 これまで担当した作品は『ギフト』『きらきらひかる』『電車男』『のだめカンタービレ』『セカンドバージン』『リーガル・ハイ』『ファーストクラス』『家売るオンナの逆襲』『時効警察』『七人の秘書』等、およそ200作品。2019年度、「日本女性放送者懇談会50周年特別賞」を受賞。 現在は、着こなしやファッションをテーマにした社員研修や講演を行うほか、一般個人向けに理論と実践で「着る力」を学べるスタイリングレッスン「CoCo Styling Lesson」も展開。著書に『ドラマスタイリストという仕事 ファッションで役柄をつくるプロフェッショナル』(光文社刊)。

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