全日制は5373人が受験 和歌山県立高校入試

 和歌山県立高校の2022年度入試が9日にあり、全日制に5373人が受験した。倍率は3年連続で0.89倍となり、過去最低だった。

 全日制は29校4分校62学科・コースが6042人を募集し、一般選抜に5260人、スポーツ推薦に113人が受験した。このうち、新型コロナウイルスの濃厚接触者として、別室受験した人は10人だった。

 欠席者は19人で、うち14人(9日午前11時時点)は25日の再学力検査が認められた。再学力検査の申請は16日正午まで受け付ける。

 日高以南で受験者数が定員を超えたのは紀央館の普通科(定員120人に127人受験)、田辺の普通科(200人に204人)、田辺工業の情報システム科(40人に49人)、神島の普通科(120人に123人)、同校の経営科学科(120人に136人)、新宮の普通科(200人に205人)。このうち、紀央館の普通科では出願者のうち2人が欠席した。

 南部高校(普通科、食と農園科)の「英語」のリスニングテスト(聞き取り)で、放送中に音が飛んだため中止した。放送中止により、回答できなかった2問(計19点)について、全員を正解扱いとした。

 定時制は7校9学科が495人を募集し、171人が受験。倍率は0.35倍だった。新型コロナの濃厚接触者として別室受験したのは1人。欠席者は2人で、うち1人(9日午前11時時点)は再学力検査が認められた。

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