府中市と福山市で住宅全焼 県内で火事相次ぐ 2人死亡

10日、県内で火事が相次いでいます。府中市と福山市では住宅が全焼し犠牲者が出ています。

午前4時30分ごろ府中市中須町の伊波清司さん(84)の住宅から「家の中でストーブが倒れて燃えている」と消防に通報がありました。

付近の住民「気が付いて出てみたら火の海だった。全面的に炎に包まれていた」

火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅が全焼し、1階で1人の遺体が見つかりました。

伊波さん方は4人暮らしで病院に搬送された3人の命に別条はないということですが、38歳の息子と連絡が取れていないということです。

午前9時半ごろには福山市坪生町の三宅育子さん(70)の住宅から「煙が出ている」と通報がありました。

付近の住民「どんどん煙があがって放水を始めたころは見えなかったからねこの辺は。そのうち2階の窓から炎がバーっと」

火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅が全焼し、1階から1人の遺体が見つかりました。

三宅さんは外出していて無事でしたが、40歳の娘と連絡が取れていないということです。

また9日午後1時半ごろ、呉市広多賀谷の一般廃棄物置き場で「ゴミが燃えていて黒い煙と炎が見える」と通報が相次ぎました。

けが人や周りの建物への延焼はないということですが、積み上げていた粗大ゴミなどが燃え、消火活動が続いています。

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