糸満市議選、開票結果を再点検 5票差で次点の国吉氏申し立て

 昨年11月の糸満市議会議員選挙を巡って県選挙管理委員会は10日、投票の開披再点検(検票)を実施すると発表した。同選挙で最下位当選の伊敷郁子氏に5票及ばず、754票で次点だった国吉武光氏の審査申し立てに伴うもの。糸満市議選での検票は今回が初とみられる。

 国吉氏は1月13日付で審査を提起し、補正書提出後の2月4日付で受理した。県選管は8日に検票実施を決定した。国吉氏は、無効票の中に自身の票が含まれていた可能性を指摘している。

 検票は22日午後1時半から、糸満市観光文化交流拠点施設くくる糸満大ホールで実施する。国吉氏と伊敷氏、伊敷氏と氏名が類似している賀数郁美氏、無効票を点検する。票を確認した後、結果を公表する。

 国吉氏は、市選挙管理委員会にも同様の異議を申し立てたが、「当開票所で立会人の下、厳正に開票が行われた」として棄却された。

 (比嘉璃子まとめ)

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