ナビタイム、ドラレコアプリAiRCAMにて発進遅れ告知機能提供開始

株式会社ナビタイムジャパンは、ドライブレコーダーアプリ「AiRCAM」にて、信号の切り替わりや前方車両の発進を知らせる発進遅れ告知機能を提供開始する。3月8日付のプレスリリースで明かした。

同アプリは、ドライブレコーダーのカメラが捉えている運転中の車の周囲の情報を使って、交通違反を防止し、事故を未然に防ぐことを目的としたものだ。AIを活用して、ドライブレコーダー映像から、車間距離や車線、歩行者などを検知し、事前に警告する。

ナビタイムジャパン、AI・AR使用の安全運転サポートアプリ提供開始

ナビタイムジャパンは19日、Android OS向けに、AIとARを搭載したドライブレコーダーアプリ『AiRCAM』(エアカム)の提供を開始すると発表した。近年、あおり運転などの危険運転や、万が一の事故時に備えてドライブレコーダーへの需要が高まっている。また、ドライバーの高齢化や、逆走事故な...

発進遅れ告知機能は、赤信号で停車しているときに機能する。自車が赤信号での停車で先頭にいるときには、信号の停止表示が解除された後も一定時間自車が停止し続けた場合に、画面表示と音でドライバーに知らせる。

また、前方車両がいるときには、前方車両が発進して一定距離を走行しても自車が停止し続けた場合に、画面表示と音でドライバーに知らせる。これにより、焦りによる急発進などを防ぎ、安全運転をサポートする。

「AiRCAM」はスマートフォンアプリのため、車載センサーなどが利用できず、撮影している画像のみで検知や解析を行う必要がある。特に信号機は、スマートフォンを設置するダッシュボード上から撮影した画像だと、光の加減で信号の色彩が一定ではなかったり、信号機のサイズが小さく見えるため分析が難しい。同社は、フィールドテストを繰り返し実施し、信号を正しく認識するための適切なパラメータチューニングなど、さまざまなアプローチで分析する。これにより、精度を向上していくと述べている。

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