自然をテーマに山口県内を巡検 山口自然史同好会が会員募集 3月31日まで

 郷土の自然に学び、各地を巡検し、大地の生い立ちの知識をより深めるとともに、会員相互の親睦と健康を図ろうと活動している「山口自然史同好会」(亀山俊弘会長)は、2022年度の会員を募集している。

 同会は、山口高校の開放講座「自然史講座」の受講生らを中心に、1993年に発足。地学・自然科学の講義に加え、野外に実際に赴く探訪活動を続けている。2021年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により、6回中2回の活動を中止に。だが、感染状況の落ち着きを見て、急きょ11月にはハイキングを計画・実施した。

▲昨年11月の石州街道ハイキングの様子

 2022年度の活動予定は次の通り。すべて日曜の開催だ。

  • 4月17日=総会・自然史講座「我が家の自然史」(講師:藤原俊明さん)
  • 5月22日=地倉沼巡検「新緑の湿原生物を訪ねて」(案内者:同会巡検委員)
  • 7月3日=自然史講座「大人の自由研究-アサギマダラその2」(講師:寺田勉さん)
  • 9月25日=自然史講座「最古から最新の火山-深成活動の変遷を探る・付:地質年代表と千葉時代」(講師:西村裕二郎さん)、自然よもやま話「わくわくどきどきサイエンス」(発表者:寺田勉さん)
  • 10月23日=山口県東北部巡検「最古から最新の火山-深成活動の変遷をたずねて(四熊-大道理-鹿野-須佐-萩笠山)」(案内者:西村裕二郎さん)
  • 11月13日=ハイキング「石州街道-長門峡から三谷へ(道の駅長門峡~JR三谷駅)」(案内者:同会巡検委員)
  • 12月11日=自然史基礎講座「顕生代5大大量絶滅」(講師:亀山会長)、自然よもやま話「今年の同好会の活動を振り返って」(発表者:城市育朗さん)

 年会費は5000円で、巡検費用は別途必要。申し込みは、はがきに郵便番号、住所、氏名、性別、電話番号を記入し、〒753-0251 山口市大内千坊2-6-16、亀山俊弘さん(TEL083-924-2540)へ。3月31日(木)必着。

 亀山会長は「長寿社会と言われる世の中で、何歳になっても学ぶことは大切。講師の先生を中心に、楽しく熱心に学習を続けている。多くの人に気軽に参加してほしい」と呼びかけている。

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