貨物到着の遅れでテスト初日午前に走行できなかったハースF1に対し、FIAは2日目、3日目での埋め合わせを許可

 ハースF1チームは、貨物の到着が遅れたため、バーレーンで行われている第2回プレシーズンテスト初日の午前の走行に参加できなかった。そのため、バーレーンテストの2日目、3日目に追加の走行時間が与えられることになった。

 チームの機材を輸送する予定だった航空機に技術的な問題が出て飛ばなかったため、ハースの貨物はバーレーンに1日遅れで到着した。そのせいでチームは初日午前のセッションを逃すことになった。最終的にハースのテストドライバーであるピエトロ・フィッティパルディは、午後のセッション開始と同時に走行を開始することができた。

2022年F1バーレーンテスト1日目 ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)

 FIAはハースが貨物の遅れを制御できなかった件について、不可抗力だったことを認めた。ハースはテスト後の日曜日に4時間の追加走行を行って遅れを取り戻すことを望んでいたが、FIAはチームが3日間のテスト期間中の夜間に走行を行うことしか認めなかった。結局テスト2日目の11日(金)は、午後のセッションを1時間長く走ることが決まった。最終日となる12日(土)は、午前のセッションを通常より1時間早い9時にスタートして14時まで走り、午後は15時から21時までとセッションを2時間延長し、合計4時間の走行時間を取り戻すことになる。

「日曜日のテストは却下された」とハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは説明した。「我々が出る9分前のことだった」

「4時間分のテストの埋め合わせはできるが、1日の終わりに行う必要がある。日曜日には走行できないのだ」

「1時間遅い時間まで、3日間合計で4時間の夜間走行ができる」

 ハースはここまで多忙な週を過ごしてきた。チームはタイトルスポンサーのウラルカリとドライバーのニキータ・マゼピンの契約を解除したのだ。そして以前のドライバーだったケビン・マグヌッセンをマゼピンの後任として呼び戻す一方で、マシンの赤、白、青のカラーリングを落とし、赤と黒のハースのコーポレートカラーに戻したのだった。

2022年F1バーレーンテスト1日目 ケビン・マグヌッセン(ハース)

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