映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズ、ヴァイオリンの女王ムターのために作曲したヴァイオリン協奏曲と映画音楽を収録した新作リリース

© Dario Acosta

映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズが、友人であり頻繁に共演を重ねてきたアンネ=ゾフィー・ムターのために作曲した新曲「ヴァイオリン協奏曲第2番」と、新たに編曲された3曲の映画テーマ曲を収録したアルバム『ムター・プレイズ・ジョン・ウィリアムズ』が2022年6月3日に発売されることが決定した。

ウィリアムズとムターは、ムターの元夫で指揮者・ピアニスト・作曲家であった故アンドレ・プレヴィンを通して知り合い、2017年にウィリアムズ作曲の「マーキングス」をムターが初演して以来度々共演しており、『アクロス・ザ・スターズ』(2019)、『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』(2020)の2つのヒット・アルバムへと繋がった。

ウィリアムズはこう振り返る。

「アンネ=ゾフィーのために協奏曲の作曲を依頼されたとき、世界最高の芸術家のために作曲できる素晴らしい機会だと思いました。既に素晴らしいヴァイオリン協奏曲は沢山ありますから、もちろん大きなチャレンジでした」。

さらに「シンデレラ・リバティのテーマを録音したとき、彼女のジャズに対する卓越した感覚を知りました。そこで、協奏曲の冒頭にソロ・ヴァイオリンの即興的なフレーズを書いたら、彼女は完璧に弾きこなしたのです。まさにアンネ=ゾフィーについての作品としか言いようがありません」と続けた。

ムターは「ジョン・ウィリアムズに協奏曲を作曲してもらうことは、私の生涯の夢でした」と語る。

「私はずっとジャズが好きだったので、ヴァイオリンの最初の入りがジャズの自由さを持っていることを知ったときは特に嬉しかったです。最初は技術的な難しさに圧倒されました。しかし、ロックダウン中に毎日取り組むうちに、この曲はとても大切な友となりました。この素晴らしい音楽を深く探求し、創作過程の一部を感じることができたこと、ジョンが作曲し楽譜を改訂する際に話し合い、彼がいかにヴァイオリンを愛しているかを知ることができたのは貴重な体験でした」。

アルバムには、ムターのために新たにアレンジされた映画音楽、『ロング・グッドバイ』のテーマ、『スター・ウォーズ エピソード5 / 帝国の逆襲』から「ハン・ソロと王女」、『レイダース / 失われたアーク《聖櫃》』から「マリオンのテーマ」の3曲がカップリングされている。お馴染みのメロディが、ムターの卓越した歌心で表情豊かに奏でられている。

なお、本日3月11日よりヴァイオリン協奏曲第2番の「第2楽章:ラウンズ」が先行配信スタートとなった。

■商品情報

ジョン・ウィリアムズ、アンネ=ゾフィー・ムター

『ムター・プレイズ・ジョン・ウィリアムズ』

発売日:2022年6月3日

発売日:2022年6月3日
品番:UCCG-45052 定価:¥3,080
MQA CD / UHQCD(MQA:88.2kHz/24bit)

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