【バスケ天皇杯】B1川崎、クラブ初の連覇なるか 因縁の千葉Jと12日激突

守備でも活躍が期待される川崎の長谷川=9日の滋賀戦から((C)B.LEAGUE)

 バスケットボールの第97回天皇杯全日本選手権決勝は12日、さいたまスーパーアリーナ(午後3時開始)で行われる。Bリーグ1部(B1)チーム同士の一戦で、クラブ史上初の連覇を目指す川崎と、3大会ぶりの頂点を狙う千葉Jが激突する。千葉Jは2017年の決勝で敗れた相手だが、川崎の主将藤井は「もう過去のこと。この一発勝負、ただ負けたくない」と闘志を燃やしている。

 16年のBリーグ発足以来のタイトルをつかんでから一年。川崎が再びファイナルの舞台に戻ってきた。9日のリーグ第23節の滋賀戦で完勝後、ベテラン長谷川が「もう一度、優勝を味わえるように頑張りましょう」とファンに呼び掛けるなど機運は高まっている。

 地区優勝とリーグ制覇、天皇杯獲得の3冠を掲げる今季、チームは好調を維持している。戦力の底上げに成功し、リーグ戦は27勝10敗で東地区3位につける。

 大黒柱のファジーカスはリーグ3位の1試合平均20.6得点をマークし、藤井はキャリアハイを更新する同13.7得点。前回大会でMVPに輝いたヒースもブロックショットや3点シュートで勝利に貢献している。

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