宮城県内の被災地の移り変わりを定点映像で振り返る #知り続ける

大切なものを失ったあの日から被災地の風景は日々、変わっています。定点映像で11年を振り返ります。

懐かしい夏の風景。今はひっそりと静まり返っています。

震災前、海沿いに軒を連ねていた住宅。今では内陸へと暮らしの場が移りました。

周辺の山を切り崩しかさ上げされた女川の中心部。駅を中心に新しい街が生まれました。

津波で被災した常磐線。次に来る津波に備え鉄路は内陸に。2016年には不通になっていた区間が再開しました。

津波によって壊滅的な被害を受けた沿岸部の市街地。北上川の河口部で建設が進む「石巻かわみなと大橋」は30日に開通します。橋からまっすぐに伸びる道は避難路の役目も担います。

2011年3月11日、そこにあったいつもの風景が奪われました。かさ上げで見えなくなっていく防災対策庁舎。2年前に震災復興祈念公園が開園し、多くの人が訪れる祈りの場に。今年の秋には震災伝承施設が入る道の駅がオープンする予定です。

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