横浜のゴルフ場感電死事故 神奈川県警が捜査終結 関係者の刑事責任問えず

戸塚カントリー倶楽部の入口=横浜市内

 横浜市のゴルフ場「戸塚カントリー倶楽部」(同市戸塚、旭区)で昨年6月、高所作業車の男性作業員2人が高圧線に接触して感電死した事故で、神奈川県警が関係者の刑事責任を問えないと結論付け、捜査を終結していたことが11日、県警への取材で分かった。捜査関係者によると、2月中旬に捜査結果をまとめた書面を横浜地検に送付した。

 県警戸塚署によると、これまで、作業車やゴンドラなど設備面について捜査したが、不備は認められなかった。

 また事故当時、現場には死亡した2人以外に直接の目撃者がおらず、事故原因も明確にならなかったことなどから、関係者の過失を認定できる十分な証拠がそろわなかったという。

© 株式会社神奈川新聞社