ジャイアンツがロドンと合意 オプトアウト付きの2年4400万ドル

メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ジャイアンツはホワイトソックスからFAとなっていた先発左腕カルロス・ロドンと2年4400万ドルで契約合意に至ったようだ。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は今季の年俸が2150万ドル、来季の年俸が2250万ドル、今季終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が付属していることを伝えている。ジャイアンツは今オフ、エース格のケビン・ゴーズマンがFAで流出しており、ロドンにはその穴を埋める活躍が期待される。

現在29歳のロドンは2014年ドラフト全体3位指名でホワイトソックスに入団。メジャーデビューした2015年から2年連続で9勝を挙げたが、その後は故障もあって伸び悩みが続いていた。しかし、2020年オフにノンテンダーFAとなったあと、ホワイトソックスと1年300万ドルで再契約して背水の陣で臨んだ昨季は24試合に先発して132回2/3を投げ、13勝5敗、防御率2.37、185奪三振の好成績をマーク。メジャー7年目にしてオールスター・ゲームに初選出され、サイ・ヤング賞投票では5位にランクインした。

ロドンは昨季も左肩の痛みや疲労で規定投球回をクリアすることはできず、ホワイトソックスがクオリファイング・オファーを提示しなかったため、FA市場における注目株の1人となっていた。ジャイアンツは今オフ、ゴーズマン、アンソニー・ディスクラファーニ、アレックス・ウッド、ジョニー・クエトと4人の先発投手がFAとなり、ゴーズマンはブルージェイズへ移籍。ディスクラファーニ、ウッドと再契約を結び、ゴーズマンとクエトの代わりにロドンとアレックス・カッブを獲得したことにより、ローガン・ウェブと合わせてひとまず先発ローテーションを担う5人を確立することに成功した。

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