長崎商業高 「情報科」「スポーツビジネスコース」新設へ 2023年度から

 長崎市は11日、市立長崎商業高(同市泉町)の学科を改編すると発表した。情報に関して専門的に学びIT関連企業への就職などを目指す「情報科」と、スポーツや健康を学びスポーツ関連企業への就職などを目指す「スポーツビジネスコース」を新設する。定員各40人。2023年度入学から。
 同市ではサッカースタジアムを核とした「長崎スタジアムシティプロジェクト」などが進み、100年に1度の変革期を迎えており、市教委は「長崎でも活躍できる人材を育てていきたい」としている。
 経済のグローバル化や情報通信技術(ICT)の進歩などを見据えた22年度施行の学習指導要領に対応した。同校は情報国際ビジネス科の1科のみだが、23年度から名称を変更した「総合ビジネス科」と新設の情報科となる。スポーツビジネスコースは総合ビジネス科。
 同コースでは体育系大学への進学も目指し、スポーツに特化した大学と協定を結びアスリートによる授業なども視野に検討している。情報科では近年の情報分野の需要拡大に応え、情報技術(IT)エンジニアの登竜門で就職や進学に有利とされる基本情報技術者試験の合格や、情報系大学などへの進学も目指す。


© 株式会社長崎新聞社