歓楽街を守って142年「すすきの交番が新しくなった」建て替えで都会的な外観に

歓楽街すすきのの治安を守って142年。およそ1年半の建て替え工事が終了し、すすきの交番が新たに生まれ変わりました。

およそ50人の警察官が交代で24時間勤務し、けんかや酔っ払いなど年間3万件もの事案に対応してきた人情味のある交番。

グレーの昭和的な雰囲気が印象的でしたが、一体どのような姿になったのでしょうか。

すすきのを守って142年。お馴染みの交番がモダンな外観に

すすきの交番といえば昭和的な外観が特徴でしたが、このお馴染みの見た目になったのは1964年のこと。老朽化のため、2020年8月に建て替え工事が始まりました。

黄色い看板とグレーの外壁は、シルバーが基調のモダンな外観に。入口が以前と左右逆になり、レンガが施された都会的な姿に変わりました。

コミュニティールームやシャワー室、自家発電機も

1階の事務室には4つの席が用意され、以前よりスペースが広くなっているのが特徴。

3階には打ち合わせに使うコミュニティールームや警察官が使用するシャワー室、4階には女性警察官用休憩室なども。

屋上には電気を65時間供給できる自家発電機もあり、これは胆振東部地震のブラックアウトを教訓にしています。

すすきのの新たな顔として活躍を

すすきの交番の新たな姿を見た札幌市民は「前よりキレイになって入りやすい」とのこと。

上野 圭一所長は「地域住民やこの地を訪れる人に愛される、人情味のある警察官でありたい」と強くいいます。

治安を守り、人情で街を守るすすきの交番。すすきのの新たな顔として、今後も活躍してくれることに期待です。

*みんテレ3月4日OAのものです

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