田村淳、戦争反対の叫びに“意味がない”と言う人々に「だからこそ争いが起きるんだな」

12日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、戦争反対と叫ぶ人たちを、ネット上で「意味がない」と批判する人々に苦言を呈した。

番組では、「今週の気になるニュース」のコーナーに神奈川新聞記者の田崎基氏がゲストとして登場した。

田崎氏が所属する神奈川新聞では、ロシアのウクライナへの軍事侵攻に対して強く反対の声をあげており、今月5日には読者からの声を集め、紙面のひとつをそれら読者からの反戦コメントなどで埋めたそうだ。

そのことに関連して淳は「この戦争反対って、もちろん僕も戦争反対ですし、戦争反対に反対する人いないと思うんですけど」とコメント。しかし強く反論しないものの、こうした意見に否定的な人もいるということで、淳は「Twitterなりなんなりで、みんなが戦争反対だという声をあげている中、『戦争反対だって言ったって、なにも変わらないじゃないか』って言う人が出てきたんですけど、僕それは違うなって思うんですよね」そうした人々への疑問を語った。

田崎氏も「その祈りとか願いが原点だと思うんです」と答え、とある有名人がTwitterで反戦の声に対して「クソの役にも立たない」と批判したことを例に出し、「そこのスタート地点が意味がないって言っちゃったら、なにがあるのって。じゃあ、あなたのこのツイートもクソの役にも立たないし、あなたどこどこで喋っていることもクソの役にもたたないけど、それでもいいの? っていう話になっちゃうんで」と反論した。

Twitterでの意見の食い違いなどを見た淳は「だからこそ争いが起きるんだなと、『戦争反対』というこの文言についてでも意見が違う人が出てくるという」争いの火種はいくらでもあると実感。「誰が何を望んで戦争がいいものだって言えるのかって! ここはみんなで反対していいと思いますけど」と改めて訴えたのだった。

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