敗者が誇り勝者は落胆…FC東京と広島の指揮官が対照的だった

12日に行われた明治安田生命J1リーグ第4節のFC東京対サンフレッチェ広島。

試合は0-0で迎えた後半、セットプレーから元日本代表DF森重真人のヘディングで先制したFC東京が直後にも追加点を決め、2-1で今シーズンのホーム開幕戦を勝利した。

ただこの一戦はほとんどの時間帯で広島が優勢に進めた。そんな展開もあり、試合後の両指揮官のコメントは驚くほど対照的だった。

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ミヒャエル・スキッベ監督(サンフレッチェ広島)

「失点する60分くらいまででしょうか。それまですごく良いプレスをして、ボールを奪ったシーンがたくさんあったと思っています。

失点はまたフリーキックからやられてしまいましたが、セットプレーに関しては前回の試合から若干不安に思っていた部分でもありました。

ただ2-0にされた後、そこから交代を含め選手たちは追い付くため、もしくは逆転するために全てを尽くしたと考えています。

FC東京さんにはこの勝利に「おめでとう」と言いたい。それから我々のチームに関しても、今日見せたパフォーマンスについて「おめでとう」と伝えたいと思います」

アルベル監督(FC東京)

「試合開始から広島の激しいプレスを打開することができませんでした。

ほぼマンマークのような形でプレスをかけてくる広島の守備を打開するのはとても難しい。

後半は試合をコントロールできた時間帯もありました。しかし継続的にできていたわけではありません。90分を通してなかなか試合をコントロール下に収めることができない流れが続いてしまったのは残念です。

勝った時こそ批判的にならなければなりません。自分たちに矛先を向けて反省する必要がもっともっとあります。

シーズンが始まり、4試合目にして今日初めて試合スタートからなかなか良い感覚でプレーをできなかった。そのような試合だったかと思います。」

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