ファン・ジョンミンが売れないバンドのドラマー役 日本未公開の青春音楽映画「ワイキキ・ブラザース」予告

本日より映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」で配信となる、青春音楽映画「ワイキキ・ブラザース」の、予告編が公開された。

「ワイキキ・ブラザース」は、これまで日本未公開だった、2001年の韓国映画。優しい一般人、極悪非道なヤクザ、スパイ、祈祷師、登山家など、数多くの映画でさまざまな役柄を演じてきた韓国のカメレオン俳優、ファン・ジョンミンが出演。2000年以前は舞台やミュージカル俳優として活動していたファン・ジョンミンの名を、世に知らしめた作品である。

バンド“ワイキキ・ブラザース”の四人組は、主人公ソンウの故郷で演奏することになる。故郷に戻ったソンウに、夢と情熱に燃えていた高校時代の記憶がよみがえり、今の自分の姿と比べて感傷にひたる日々を送る。うまくいかないこともあるバンドメンバー同士だが、一つ一つを受け入れていこうとするソンウは、ある道を選ぶ。

「ワイキキ・ブラザース」でファン・ジョンミンが演じるのは、ナイトクラブで活動している売れないバンドの頼りないドラマー役。ふてくされながらも、何事にもまっすぐなキャラクターを演じている。主人公であるバンドのリーダー・ソンウを演じるのは、「光州5・18」「82年生まれ、キム・ジヨン」などのイ・オル。監督は、韓国版「リトル・フォレスト 春夏秋冬」のイム・スルレが務めている。

予告編では、海辺を裸ではしゃぐ少年たちの姿や、グチりながら外で酒を飲む中年になってしまったバンドメンバーなど、青春時代と現在のギャップがほろ苦く描かれている。

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