栃木市のサイクルパークがGWオープン タンデム車の普及にも期待

整備が進む渡良瀬サイクルパーク(仮称)

 栃木市が市藤岡渡良瀬運動公園内で整備を進めている「渡良瀬サイクルパーク(仮称)」が、ゴールデンウイークごろにオープンする予定となった。視覚障害者も利用できる2人乗りの「タンデム自転車」の公道走行を後押しするため、約1.5キロの自転車専用コースで試走用自転車の貸し出しを検討している。タンデム自転車の普及活動を行う栃木市、会社経営石川孝一(いしかわこういち)さん(74)は「視覚障害者だけでなく、夫婦や親子で楽しむ機会になればいい」と期待している。

 タンデム自転車は2人分のサドルとペダルが前後に並ぶ構造。前に乗る人がハンドル操作を行うため、視覚障害者も利用できる。県内では2019年から公道の走行が可能になった。

公道でタンデム自転車を楽しむ石川さん(右)

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