錦鯉が「水どう」超えを目指す!? HTBで冠レギュラー番組「のりのり散歩」放送決定

HTB北海道テレビでは4月30日から、錦鯉が長谷川雅紀の故郷である北海道・札幌などを街歩きする新番組「錦鯉が行く!のりのり散歩」(土曜午後1:26、北海道ローカル)を放送する。初回のロケ地は、長谷川の実家がある白石区本郷通地区で、長谷川は「札幌でデビューして27年目、50歳にしてやっと故郷で冠レギュラー番組を持つことができた。(同局の人気バラエティー)『水曜どうでしょう』に負けないくらいのコンテンツにしたい!」と意気込みを新たにしている。

新番組は、昨年9月に始まったHTB制作の旅バラエティーシリーズ「錦鯉が行く!」のレギュラー化。第1弾は富良野、第2弾は函館が舞台で、3月19日から第3弾のオホーツク編が3週連続で放送される(各回土曜午後1:26、北海道ローカル)。4月からのレギュラー放送では、札幌やその近郊の町に舞台を移し、錦鯉の2人が地元グルメやお薦めスポット、住民との触れ合いを楽しむ。案内役は、「錦鯉が行く!」シリーズで組んだ田口彩夏アナウンサーが続投する。

このほどHTBで行われた記者会見に登壇した長谷川は「ただいま!と大きな声で言いたい。時間は掛かったが、ここまでやってきました。ありがとうございます!」と感慨深げな様子。札幌のローカル芸人だった約20年前、長谷川はHTBの当時の情報番組「夕方Don!Don!」にリポーターとして出演しており、その後、上京したことから、相方の渡辺隆は「HTBを夜逃げしてきたのに、優しく受け入れてくれるHTBの懐の深さに感激。それとも、これから復讐(ふくしゅう)が始まるのでしょうか?」とユーモアを交えてあいさつした。

札幌ロケの手応えについて、長谷川は「僕を発見してくれた方が手を振ってくれたので、手を振り返しました」と話すと、「当たり前のことだろ」とすかさず渡辺にツッコまれ、「マスクと帽子の普段着でも気付かれます。歩き方がばかなんでしょうね」との渡辺の言葉にも「ありがたいことです!」と笑顔。番組の見どころを問われると、長谷川は「スタートは街歩きですが、これからどう転がるか分からない。もしかしたら宇宙とか…? 先が見えないのが楽しみです!」とアピール。一方、渡辺が「田口アナがあんなことに…! 僕ら以上に体を張っています」と冗談交じりに話すと、田口アナは「今の一言はあまり信じなくて結構です」と冷静に返し、3回にわたるシリーズのロケで築いた仲のよさを感じさせた。

錦鯉初の冠番組となった、シリーズ放送第1弾からレギュラー化を熱望していた長谷川は「『のりのりまさのりダンス』を毎回組み込み、世界規模でダンサーを増やして、一緒に踊りたい!」と野望を明かすと、渡辺が「迷惑です」とバッサリ。また、長谷川は「水曜どうでしょう」に触れ、「僕も札幌時代によく見ていた。この番組も同じように全国の方に見てもらい、DVD化してもらえれば」と力を込めた。長谷川は加えて、「これから20年、70歳を目標に番組を続けたい!」と抱負を語り、「徘徊にならないようにします(笑)」と笑いを誘った。

番組プロデューサーの戸島龍太郎は、長谷川がリポーターを務めた「夕方Don!Don!」でMCを務めており、「同じ釜の飯を食べた弟のような存在の彼が、立派になって故郷に帰ってきてくれた。彼をサケにたとえるなら、われわれはおいしく調理して皆さんに食べてもらいたい! 面白い番組を一緒に作っていきたい」と新番組に懸ける思いを話す。番組は地上波放送後、HTBの動画配信サービスhod(https://www.hod.htb.co.jp/)でもオンデマンド配信される予定。

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