キャンプ場で映えること間違いなし! 今なら注目を集めそうな中古SUV3選

現在販売されている新型車の中では、キャンプ場に映えるクルマというとオシャレなSUVだろう。しかし、一昔前に遡ると硬派なクロスオーバーSUVや本格SUVが多く存在していた。今回はそんな今キャンプ場に持っていけば映えそうなクルマを紹介したい。

三菱 パジェロ ファイナルエディション

キャンプを舞台にしたアニメでも活躍! 日産 ラシーン

1994年から2000年まで販売されていた日産のクロスオーバーSUVがラシーンだ。

7代目の日産 サニーをベースにしたコンパクトSUVで、レトロなデザインと相まって今販売すれば人気が出そうなモデルでもある。本格的なクロスカントリーカーのような見た目でありながら、可愛らしいデザインが女性ウケしそうなラシーンはボディサイズが全長3980〜4210mm、全幅1695mm、全高1450mmと抑えられている。

日産 ラシーン

全グレード4WDでありながらも、見た目を重視した仕様で本格的なオフロード走行には不向きだが、区画整理されたキャンプ場などでは重宝しそうだ。

余談ではあるが、キャンプを舞台にしたアニメ「ゆるキャン△」では少しデザインが純正と異なるものの、ラシーンと見られる青色のSUVが登場するシーンがある。キャンプ場のイメージにも合った一台と言えるのではないだろうか。

特徴的な青色のボディカラーはドラえもんブルーと呼ばれ、今でも希少価値が高い

しかしラシーンは現在中古車価格が高騰しており、42.8万円〜366.5万円(自社調べ・以下同)となっている。欲しい人は早めにゲットして欲しい。

新型ステップワゴンよりさらに四角いデザインが特徴的だったホンダ クロスロード

1993年に初代が登場し、2代に渡って2010年まで販売されていたホンダ クロスロード。初代はランドローバー ディスカバリーのOEMモデルとして登場したが、2代目はホンダの開発車両となる。SUVとミニバンを併せ持ったクロスオーバーSUVだ。

ホンダ 初代クロスロード

ボディサイズは全長4285mm×全幅1755mm×全高1670mmとコンパクトサイズだが、見た目からもわかるように車高が高く、新型ステップワゴンよりもさらに四角いデザインにより室内の居住性が確保されていたことで、3列7人乗りモデルとして登場した。

ホンダ 2代目クロスロードのボディサイズは全長4285mm×全幅1755mm×全高1670mm

しかし、同時期にホンダ CR-Vがプレミアム感をまとったことなどからユーザーが割れたのか、クロスロードは販売が思ったより伸び悩んでしまい、2代目は3年8カ月という短い生涯を終えてしまった。

だが先にも触れた通り、デザインは最近の新型車にはない斬新なもので、アウトドアレジャーにももってこいの居住性も確保していることもあり、キャンプ場に持っていけば間違いなく一目置かれる存在となるだろう。現在のクロスロードの中古車価格は42万円~213.6万円となっている。

ホンダ 2代目クロスロードはより四角いデザインとなった

本格4WDはアウトドアユーザーからの人気も高かった! 三菱 パジェロ

最後に紹介したいのが、1982年から2019年まで発売されていた三菱 パジェロだ。なかでも特に人気が高かったのがRVブームに当たる1990年代に販売されていた2代目だった。初代よりも大型化したボディや世界初のスーパーセレクト4WDやマルチモードABSなどを採用、水中走行もできるほどの走行性能を持っていた。

三菱 2代目パジェロ

7人乗りの4ドアとスポーティな2ドア、フルオープンに近い気分が味わえる幌を備えた仕様など、個性豊かなラインアップが揃っており、最大で30種類ものグレードが用意されていた。

もちろんオフロードでの高い走破性は折り紙付きで、スタイリッシュなデザインをあわせ持った本格4WDとしてアウトドアユーザーからも人気が高かった。その後4代目まで販売され続けたが、歩行者保護法規に対応できなくなったため、2019年8月に惜しまれつつも国内生産が終了したモデルである。

三菱 パジェロ ファイナルエディション

現在の中古車価格は54万円~609.3万円。

最も高いのは4代目の2019年4月に発売された特別仕様車「ファイナルエディション」である。700台限定販売であったことからプレミア価格となっているようだ。

パジェロの走破性はひらけたキャンプ場では持て余してしまいそうだが、アウトドアファンから羨望の眼差しで見られること間違いなしだ。

キャンプ場でも目立つ3台は今でも探す価値ありだ

いかがだろうか。気になった人はぜひ探してみて欲しい。きっとキャンプなどのアウトドアレジャーの良いお供となることだろう。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

© 株式会社MOTA