川崎・登戸駅南側 3街区統合で地上35階ビル建設へ

高層ビルの建設計画地付近=川崎市多摩区の登戸駅前

 川崎市はJR・小田急線登戸駅(川崎市多摩区)南側の登戸土地区画整理事業の計画を変更し、3街区を統合、区画道路を廃止する。

 同地区では登戸駅前地区市街地再開発準備組合が地上35階、高さ136メートルの高層ビルを建てる計画も浮上している。低層階は商業施設、高層階は共同住宅とする予定だ。1988年に開始した事業は終盤を迎えている。

 市は環境影響評価(環境アセスメント)条例に基づき、同準備組合が提出した環境影響評価方法書の写しの縦覧を今月23日まで行う。

 計画地は3街区を統合する駅前のエリアの約5950平方メートルで、新たなビルは地上35階、地下1階、延べ面積は約6万1千平方メートル。ビル2階部分と登戸駅を歩行者用デッキでつなぐ。共同住宅は約400戸で、地下1階に駐車場、内部にタワーパーキングを整備し、約220台分の駐車スペースを確保する。

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