日本学生支援機構、海外大学院留学で121人の支援決定

日本学生支援機構は修士または博士の学位を取得するために海外の大学院へ留学する日本人学生の2022年度支援対象に121人を選んだ。年間250万円を上限とする授業料の実費と毎月8万9,000円~14万8,000円の奨学金が修士取得コースで2年間、博士取得コースで原則として3年間支給される。

日本学生支援機構によると、2022年度の支援対象者募集には、人文・社会科学分野で修士229人、博士107人の合計336人、自然科学分野で修士49人、博士69人の合計118人が応募した。

選考の結果、人文・社会科学分野で修士42人、博士50人の合計92人、自然科学分野で修士11人、博士18人の合計29人が選ばれた。2022年度は新規採用合計121人に、2021年度以前からの継続支援対象者182人を含めた303人が支援対象となる。

新規採用者の留学先は米国と英国がそれぞれ44人で最も多く、フランスの8人、カナダの7人、ドイツ、スウェーデン、オーストラリア、シンガポールの各2人が続く。留学先の第1志望校として3人以上が挙げた大学は、英国のオックスフォード大学、エジンバラ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、米国のコロンビア大学、ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校など12校に及んだ。

参考:

【日本学生支援機構】2022年度海外留学支援制度(大学院学位取得型)選考結果について

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