ウクライナに平和を 核威嚇中止求め緊急署名 長崎の高校生ら

ウクライナの平和を願い、署名を呼び掛ける高校生=長崎市、JR長崎駅前高架広場

 核兵器廃絶を訴えている「高校生1万人署名活動実行委員会」などは13日、ロシアのウクライナ侵攻を受け、平和を願い、核兵器による威嚇や戦争の中止を求める緊急署名を実施した。639筆が集まり、18日に長崎県内選出の高校生平和大使らが外務省を訪れ、提出する予定。
 新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の適用により、署名活動は昨年12月末以来約3カ月ぶりに再開した。実行委のメンバーや平和大使ら約30人が参加し「今も核兵器の脅威にさらされている国がある」として協力を呼び掛けた。
 署名簿を同省に届ける第24代平和大使の林田望愛(のあ)さん(17)=県立長崎西高2年=は「(署名した)皆さんも心を痛めている。核兵器廃絶の思いも届けたい」と意気込んだ。署名した大村市の20代男性公務員は「(ウクライナでは)たくさんの人々が亡くなっている。戦争反対と世界平和の気持ちで署名した」と話した。


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