【完全版】自転車キャンプの全てが分かる!装備・積載・おすすめ車種など初心者が気になるポイント総まとめ

自転車キャンプ。それは自転車でキャンプに行くこと。限られた積載、装備、体力の中でどのように過ごすのかによって楽しさが変わってきます。今回はそんな自転車キャンプをやってみたいという方必見!この記事を読めば自転車キャンプのイロハが全てわかる!必要な情報を全て網羅した「自転車キャンプ総まとめ」です!

自転車キャンプの「楽しさ」と「大変さ」を知っておこう

そもそも自転車キャンプはどんなところが楽しくて、どんなところが大変なの?普通のキャンプとの違いとは?

自転車キャンプの楽しいところ

自転車キャンプには大きく分けて3つの楽しいポイントがあります。

①道中を楽しむ

自転車キャンプはキャンプ場まで自転車で移動するため、車移動よりも道中を自由に楽しむ事ができます。

自転車は小回りが効くので、車では通れないような細い道を通ったり、気になるお店や場所を見つけた時には気軽に立ち寄れたりと、移動中の自由度が増します。

細かくスケジュールや道を決めずに、あえてざっくりと決めておいて、後は気分に任せるのも楽しいですよ。

②不自由を楽しむ

キャンプに行かれる方は不自由を楽しむ、という面がありますが、自転車キャンプでは車で行くキャンプよりも積載に限りがあるので、さらにシビアになります。

ギアの選び方から積載の仕方まで一筋縄ではいかないので、限りあるものの中で楽しむ上級者になれますよ。

③体力勝負を楽しむ

自転車移動は燃料費も高速料金もかかりません。

その代わり、体力が削られます。

もちろん途中休憩を挟みながらゴールであるキャンプ場を目指すわけですが、頑張って自転車をこいで辿り着いたキャンプ場は、いつも以上に魅力的に感じますよ。

自転車キャンプの大変なところ

次に自転車キャンプの大変なところとは。

それはパッキングです。

自転車キャンプでのパッキングは、自動車やバイクよりも一層シビアになっていきます。

そのシビアさの中で工夫していく苦労と楽しみは、自転車キャンプならではの魅力です。

自転車の行動範囲は、自分の体力がすべて。自分が背負える量には限界があります。

さらに、自転車の車体が細く軽いため積載も一苦労。バイクパッキングやキャリアを取り付けるなどの工夫が必要になってきます。

自転車キャンプのパッキングは、とっても大変…

でも、そんな大変さを乗り越えてこそ味わえるキャンプの楽しさが、自転車キャンプの魅力なんです。

▼ソロキャンプの交通手段についてはこちらの記事もどうぞ!

自転車キャンプに適した自転車の選び方

自転車キャンプを始めるにはまずは「自転車」が必要です!

キャンプに行くための自転車の種類や選び方、装備までチェックしていきましょう。

アウトドア用の自転車にはいくつか種類がありますので、それぞれの特徴を踏まえて「自分に合った自転車」を選ぶことが大切です。

自転車選びのポイント

一口に自転車といっても様々な種類があります。アウトドア用の自転車を選ぶ中でポイントとなってくるのが、以下の4点です。

1)価格

まずは価格。大まかに5万円〜、10万円〜、20万円〜と分類できます。

中古で自転車を購入してキャンプに行くことも可能ですので、ご自身のお財布事情と相談しながら選んでいただきたいと思います。

2)サイズ

各種類の自転車にはサイズ表記がされています。(例:48、52など)

こちらはトップチューブ(ハンドルとサドルの間のフレーム)の長さになります。

ご自身の身長等からちょうどいいサイズが割り出せるので、自分に合ったサイズの自転車を選びましょう。

3)走行性能

どれくらいの距離を走りたいのか、どのような道を走るのか、タイヤの太さによって向き不向きの道がありますし、その太さによって自転車の種類も変わります。

4)積載スペック

どれくらい積載できるのか。積載スタイルも色々あります。キャリアをつけられる自転車であればその分積載できる量は上がります。

※参考動画

自転車の種類

それでは各自転車の種類ごとに特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

<ロードバイク>

ロードバイクとは、細いタイヤと軽い車体、そしてドロップハンドルが特徴のバイク。

もともと競技用に作られた自転車なので、かなりのスピードが出ますが、難点は細いタイヤを装備しているため、悪路に弱く、舗装された道しか走れないこと。

<ロードバイク>のメリット

  • スピードが出る
  • 車体が軽量
  • 舗装された道なら最適

<ロードバイク>のデメリット

  • 悪路に弱い
  • 積載しづらい
  • 値段が高い

<マウンテンバイク>

山道など荒れた路面でも乗り越えられる太いタイヤと、頑丈なフレームが特徴のバイク。

車体の重量がある上、タイヤの接地面も大きいため、登り坂には不向きというデメリットがあります。

<マウンテンバイク>のメリット

  • 山道や荒れた路面もOK
  • サスペンション搭載車両が多く振動を吸収
  • フレームが頑丈

<マウンテンバイク>のデメリット

  • 重量がある
  • タイヤが大きく上り坂には不向き
  • 軽量化にはカスタムが必要

<クロスバイク>

クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクの良いところを取ったようなバイクで、ロードバイクのような軽い車体に、マウンテンバイクのように太めのタイヤを装備しています。

クロスバイクは、初心者におすすめな自転車と言えます。

<クロスバイク>のメリット

  • ロードバイクとマウンテンバイクのいいとこ取り
  • ロードバイクよりお手頃価格
  • 丈夫さ・安定さが魅力

<クロスバイク>のデメリット

  • スピードはロードバイクに劣る
  • ロードバイクより重量がある分上り坂が大変

特徴を下記表にまとめましたので、参考にしていただけると良いと思います。

厳密にいえば自転車の種類は他にもありますが、アウトドア用自転車として検討に入るであろう3種類の自転車をご紹介しました。

▼アウトドアにおすすめの車種についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

自転車キャンプにおすすめな車種

アウトドアバイクについてそれぞれの特徴を掴めたと思います。

ご自身の自転車キャンプスタイルに合わせた自転車を選んでいただきたいため、<ロードバイク>、<マウンテンバイク>、<クロスバイク>それぞれのおすすめ車種をピックアップしました。

<ロードバイク>

ARAYA(アラヤ) SWALLOW Randonneur

日本の新家工業というメーカーが製造しているのがこちらの自転車。ランドナーという長距離走行に特化したモデルです。革サドルが特徴で、自分のお尻にぴったりになるため走行がしやすくなります。

こちらの記事も参考にしてみてください。

【キャンプにおすすめの自転車】ツーリング初心者&ソロキャンプにピッタリ! 自転車・ロードバイクのおすすめをご紹介 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

<マウンテンバイク>

GT(ジーティー) パロマーアロイ

評判の良い老舗自転車ブランド・GT製だから、クオリティの高さも折り紙付き。お手頃価格で購入できる、アウトドア初心者に最適の入門モデルです。軽量なアルミ製のフレームやパーツを使っているため、ペダルが軽く、乗り心地も抜群です。

こちらの記事も参考にしてみてください。

【マウンテンバイク入門】コナやGTなど、キャンプツーリングのお供になる自転車3選 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

<クロスバイク>

GIOS(ジオス)「MISTRAL(ミストラル)」

イタリアのブランド「ジオス」の「ミストラル」。

フレーム素材はアルミで、タイヤサイズは700×28C、総重量は他と比べて若干重いですが、装備が全て日本製になっていることが特徴で耐久性に優れています。

安定感を求める人にはぴったりの自転車と言えるでしょう。

クロスバイクのおすすめ車種はこちらの記事↓も参考にしてみてください。

【初心者にお勧めのクロスバイク5選】通勤・通学に自転車購入を検討している方必見!選び方とおすすめエントリーモデルをご紹介! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

自転車をキャンプ用にカスタマイズ

キャンプに行くのであれば自転車もキャンプ仕様にしておくのが大切。キャンプ仕様にするための自転車装備を解説します。

●積載量を増やすためのカスタム

ロードバイクは元々スポーツに特化しているため、積載できるスペースは基本的にありません。そのため、フレームなどに取り付けられるバッグを装着して積載量を増やしましょう。

積載量を増やすため、後輪上部にリアキャリアを装備することもできます。こちらを装備することで、積める荷物の量が格段に増えます。

自転車の種類によって、積載量を増やすためのアイテムは変わります。リアキャリアなどは装備できるものとできないものがあるので、よく確認してくださいね。

▼おすすめのリアキャリア

ミノウラ(MINOURA) 自転車 リアキャリア

  • 製品重量:1.2kg
  • 耐荷重:18kg
  • 材質:スチールパイプ

MTBやクロスバイクに取り付けるパニアバッグ対応リアキャリア。軽量で丈夫なスチールパイプ製で、耐久力のある粉体塗装仕上げ。天板に荷物を積むときに利用できるゴム紐用フックが4箇所に付いている。ツーリング用パニアバッグ(フック内径10mmのもの)が装着可能。縦型のリアリフレクタ取付金具付き。

▼おすすめのサイドバッグ

ORIX(ゴリックス) 自転車 サイドバッグ

  • [防水性]高い防水性でアウトドア向けバッグなどとして活躍
  • 付属のショルダーベルトを使えばショルダーバッグに。
  • 容量MAX20L

柔軟に使えるロールアップ式。荷物の量に対して調整ができるのでとても便利!高い防水性があるので急な雨でも安心です。

●自転車用スタンド取り付け

クロスバイクをはじめとしたアウトドア用の自転車は、軽量化のために標準で自転車本体にスタンドを装備していないことがあります。

キャンプ場では専用の自転車スタンドなどはないところがほとんどですし、テントの隣に立たせておきたいですよね。

そこで、多少重量は増えますが自転車にスタンドを取り付けることをオススメします。

スタンドも色々と種類があり、1本足か2本足か、リアにつけるかセンターにつけるかによって変わりますが、安定感を求めるならセンターに2本足のスタンドを取り付けるのがおすすめです。

▼おすすめのセンタースタンド

AKI WORLD(アキワールド) OPEN DOUBLE STAND

●ライト取り付け

サイクリングを楽しむために、自転車のライトは欠かせないものです。利用シーンや目的に応じて明るさとバッテリーを選ぶのがポイントになります。アウトドア用の自転車にはライトが付いていない事もありますので、お気に入りのライトをしっかりと装備し、視界が悪い時に点灯して安全で快適に楽しんでください。

▼おすすめのライト

EXLATEX自転車 ライト

  • 最大照明距離は300m、最高輝度は1600ルーメン。
  • 高硬度のアルミ合金を採用し、本体は頑丈で耐衝撃性に優れます。
  • モバイルバッテリー機能も付いていますので、非常時、スマホに給電するのも可能です。

カスタマイズについてはこちらの記事↓も参考にしてみてください。

【クロスバイク】ブルホーン化やスタンドの装備など初心者でも簡単で人気のカスタマイズをご紹介! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

自転車のおすすめ最強ライト3選! 安全、快適にサイクリング! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

自転車キャンプの持ち物

自転車キャンプは準備が大切。

必要最低限なものを持って、上手に積載していきたいところです。そこで、自転車キャンプをするにあたって最低限必要なものを集めました。

【必須】バッグ

結論から先に言いますと、バッグはバックパックがおすすめです。

自転車を漕ぐのに重量があると大変になるので、大体30〜45Lくらいのものを目安に選ぶと良いかと思います。

  • 大容量の収納が可能
  • ポケットが多く、荷物の取り出しが容易
  • 外付けができる
  • 自転車キャンプ以外のシーンでも大活躍

▼おすすめのバッグ

THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス) 「Tellus(テルス) 45」

  • 撥水ジッパーを使用した各ポケット、レインカバー内蔵
  • フィット感を高めた背面パネルとショルダー
  • ウィングつきサイドコンプレッション/雨蓋前後にヘルメット固定用のリフレクターループ
  • 嵩張る荷物の携行に便利なボトムコンプレッション。

普段使いでも大活躍するオシャレなバックパック。雨蓋やポケットも充実しており使いやすいです。大きさの割に軽量なので荷物が増えがちな自転車キャンプにぴったり。

【必須】テント

キャンプで必須となるテントですが、自転車キャンプにおいて大切になるのが、軽量・コンパクトという点です。

  • 軽量コンパクト
  • 小分け収納
  • テント内に自転車を収納できること

この3つの条件に合うテントであれば、自転車キャンプを十分に楽しむことができると思います。

▼おすすめのテント その1

Naturehike Cycling Backpack Tentシリーズ1人用テント

  • 総重量:1.68 Kg
  • 本体重量:1300g
  • 組み立てサイズ:2050x(950+600)x1000mm(長さx幅x高さ)。
  • 収納サイズ:400x150x150mm

自転車旅での使用を想定した、軽量なオールシーズンモデル。組立の手順と説明もアウターバッグの内側に貼られています。居住性に優れており、快適なキャンプを行うことができます。

▼おすすめのテント その2

テンマクデザイン パンダ ライト

  • 総重量:1,94(kg)
  • 本体重量:1.55(kg)
  • 組み立てサイズ(フライ):2,400×2,400×1,500(mm)
  • 収納サイズ:520×140(mm)

軽量コンパクトになる上、フライシート・インナーテント・ポールと収納袋が小分けになっているので自転車への積載が簡単です。また、テント内に自転車を収容できる余裕があるので、夜の盗難面でも安心できます。

パンダテントについてはこちらの記事↓でも詳しくご紹介しております。

【自転車キャンプ(テント)】人気のテンマクデザインのパンダテントは軽量&コンパクトで初心者にもおすすめ! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

【必須】シュラフ

シュラフは、キャンプ道具の中でも1,2を争う大きさで、自転車に積載するのが大変な装備でもあります。そのため自転車キャンプに使用するなら、軽量・コンパクト性は外せません。

シュラフと一言でいっても色々と種類がありますが、携帯と積載の観点から以下のものがおすすめです。

  • マミー型(軽量・コンパクト)
  • 中身はダウン(軽量・コンパクト)
  • 3シーズン用 (最も対応できる季節が長く、携帯性と保温力のバランスが◎)

▼おすすめのシュラフ

モンベル 「ダウンハガー」

  • 軽量コンパクトながら高い保温性
  • バイアスストレッチで抜群の伸縮性
  • 収納サイズ:15×30cm(4.7L)
  • 重量:695g

モンベル独自の技術の「伸びる寝袋」。汎用性に優れ、夏の高山から冬の低山キャンプまで一年を通して使用できるモデルです。同じ生地がスタッフバッグにも使用されているため、生地の伸縮により形状が変化します。積載のスペースに合わせて収納が可能です。

【必須】マット

荷物の軽量化が求められる自転車キャンプでも、テント泊でマットは必要です。

マットがなくては睡眠に支障が出て次の日のツーリングに影響を及ぼします。

マットには地面の凸凹や底冷えから守る目的があり、安眠のための必須アイテムです。

自転車キャンプの場合は、超軽量×コンパクトといった、重量・収納性がポイントになります。

以下にマットの種類とおすすめの状況を表にしました。

その日のサイトや自身の睡眠スタイルに合わせてご検討ください。

▼おすすめのウレタンマット

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプマット

  • サイズ: (約)幅56×長さ182×厚さ2cm
  • 収納サイズ:(約)13×12.5×56cm
  • 重量: (約)270g
  • 優れた保温性とクッション性で地面の凸凹や冷気をシャットアウト

表面を波型にすることで暖かい空気の層ができ、保温性に優れます。地面の凸凹や冷気をシャットアウト。折りたたんでバンドで留めれば、収納・持ち運びに便利。

▼おすすめのエアーマット

FIELDOOR ウルトラライト エアーマット

  • コンパクト&軽量なエアーマット
  • 収納時 : (約)直径10cm×22cm
  • 重量: (約)450g
  • 簡単に膨らむエアーマット

コンパクト&軽量なエアーマットです。10回ほど空気を吹き込むだけで簡単に膨らますことが可能。水に強く、汚れにも強いのでハードな環境でも安心。

【必須】ランタン

必要な理由や選ぶときのポイントを簡単に解説

ランタンの種類はいくつかありますが、その中で最も軽量・コンパクトなものが、LEDランタン。LEDランタンは、初心者でも使いやすいランタンでもあるため、キャンプが初めての方でも安心です。

自転車キャンプにおいては、以下の条件を満たすものが最適と言えるでしょう。

  • 重さ150g前後
  • 折りたたみができるポップアップ式
  • 明るさの目安は200~400ルーメン
  • 寝るときにテント内に吊り下げられる
  • 充電式・ソーラー式
  • 防水機能がある

▼おすすめのランタン

LEDランタン「LUMENA」(ルーメナー)

  • コンパクトで軽量、コストパフォーマンスにも優れた充電式のLEDランタン
  • モバイルバッテリーとしても使用可能
  • 重量はわずか220g、手のひらサイズ

最大1300ルーメン、調光は4段階可能。ハンドル部分が90度回転し、テーブルランタンとして、テント天井からつるしてなど使い方も幅広く対応。これ一つあれば暗い夜でも安心ですよ。

【必須】空気入れ&パンク修理キット

自転車のタイヤパンクは、予期せぬところで起こるものなので、必ずパンクした時に対応出来る、修理用品を準備しておきましょう。

長距離を走る自転車キャンプの場合には、パッチで応急修理をするよりも、チューブごと交換したほうが安心です。

パンク修理用品には、予備のチューブ、チューブ応急修理用パッチ、タイヤ応急修理用パッチ、タイヤレバー、携帯用エアーポンプ、CO2ボンベを用意しておくと良いでしょう。

▼おすすめの空気入れ

GIYO 自転車 空気入れ

  • 見やすい空気圧計付き
  • 対応バルブ:仏/英/米式
  • 材質:樹脂
  • サイズ:(約)W 6.5×D 2×H 29~45cm
  • 本体重量:(約)157g

フロアポンプのように足でポンプを固定して、ハンドルに体重をかけてしっかり高圧まで入れられます。157gの軽量コンパクト仕様で持ち運び・収納に便利!

こちらも参考にしてみてください。

▼おすすめのパンク修理キット

プロ(PRO) カプセルコンビパック

<セット内容>

  • ZIPカプセル
  • ミニツール10ファンクション
  • パフォーマンスXSミニポンプ
  • タイヤレバー

パンク修理に必要なものが「ツールボトル」にセットに入っており、ドリンクホルダーに取り付け可能。チューブとパッチを買い足せば、パンク修理に必要な一通りのアイテムが揃います。

【必須】携帯充電器

携帯充電器も必要なもの。

途中でスマホの電池が切れてしまっては、帰り道の地図の確認や万が一何かが起こった時に対応できません。軽くて容量の大きいものがおすすめです。

▼おすすめの携帯充電器

Anker PowerCore 13000

  • 製品寸法:約97×80×22(mm)
  • 製品重量:約255g
  • 入力:5V/2A、出力:5V/3A

大容量の2ポート搭載モバイルバッテリー。片手にも収まるコンパクトサイズでトラベルポーチも付属しているので持ち運びに最適です。

【あると便利】椅子

積載の関係もあるので必須とまではいえないですが、椅子の有無は現地での快適性に大きく関わります。

  • 重さが500g前後であること
  • 背もたれ付きで深く座れること

重さが500g以下のチェアも多数あります。しかし、背もたれが付いていないチェアがほとんど。自転車キャンプツーリングでは軽量化がポイントですが、快適さも忘れてはいけません。背もたれが付いていて、深く座ることができるかどうかも確認しましょう。

▼おすすめの椅子

Helinox チェアゼロ

・【重量】490g
・【カラー】ブラック(BK)、グレー(GY)、サンド(SD)
・【サイズ】幅52×奥行き48×高さ64cm
・【収納サイズ】幅10×奥行き10×高さ35cm

快適な座り心地を継承しながら、軽量コンパクト性を追求したモデル。徹底的に軽量化を図り、ペットボトル1本分に満たない超軽量を実現しました。スタッフバッグ付き。

【あると便利】焚き火台

特に荷物の軽量化が求められる自転車キャンプでは、焚き火だけでなく、調理用としても機能する焚き火台を選ぶことがポイントです。

  • 調理用重視で五徳・焼き網を設置できるか
  • 軽量・コンパクトになるか
  • 薪・調理道具の重さに耐えられる大きさか

軽くコンパクトになる焚き火台はいくつもありますが、実用性も忘れてはいけません。

調理に適していて丈夫なものである必要があります。

▼おすすめの焚き火台

ピコグリル 398

  • 収納時33.5cm×23.5cm×1cm
  • 組立時:38.5cm×26cm×24.5cm
  • 本体重量:約365g(串・ケースを除く)
  • 付属品:串2本・収納ケース・日本語説明書

軽く、収納時にはA4サイズになるので荷物を減らしたい自転車キャンプに最適。付属のSpitを使えば五徳にもなり、調理にも最適な焚き火台です。

【あると便利】ガスバーナー

バーナーを持っていくメリットは、軽量コンパクトな調理道具でありながら、料理ができたり、お湯を沸かせたり、とにかく万能であること。キャンプの食事に欠かせない必需品です。

自転車キャンプでは燃料(OD缶)に直接取り付ける「一体型」というタイプがおすすめです。

メリットは軽量コンパクトであること。

  • 折りたたむことができ、軽量コンパクトか
  • 点火装置が付いているか

▼おすすめのガスバーナー

ソト(SOTO) アミカス コンパクトストーブ

  • 本体サイズ:幅7.6×奥行10×高さ8.6cm(使用時本体のみ)
  • 本体重量:81g
  • 収納時サイズ:幅4×奥行4.3×高さ7.5cm

収納時はコンパクトになりますが、耐風性に優れており、五徳は4本と安定性は抜群。お湯もすぐに沸くので、キャンプ場だけでなく道中に使用することもできますよ。

【あると便利】カトラリー

自転車キャンプといえども、箸やスプーンなどのカトラリーは必要ですよね。

荷物の限られる自転車キャンプでは、少しでも荷物が小さくなるようにカトラリーも組み立て式のものがあると便利です。

▼おすすめのカトラリー

MAGNA(マグナ) 折畳式 シングル カトラリー

  • 折畳シングルカトラリーと収納袋とカラビナのセット
  • 収納袋は使いやすく通気性の良い柔らかなメッシュタイプを採用。ジッパー式の大きな開口部で出し入れも便利
  • 製品サイズ:15 x 2.3 x 7cm; 120g

折り畳みカトラリーにお箸は組み立て式になっておりコンパクト。メッシュケースが付属しているため、湿気を気にする事なく持ち運びができます。

【あると便利】テーブル

地べたで済ますことも可能ですが、テーブルがあると調理台や物置きとして活躍してくれます。

使わないときはコンパクトになるものを選べば、荷物の限られる自転車キャンプにもマッチします。

▼おすすめのテーブル

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル

  • 本体重量: 約700g
  • サイズ(mm): 幅400×奥行290×高さ120cm / 収納時(mm): 幅60×奥行400×高さ70

専用のキャリーバッグも付いており、軽量で折りたたみ式のため荷物を減らしたい自転車キャンプに最適。

【あると便利】クッカー

キャンプで料理もするならクッカーは必要になるかと思います。

色々な種類の鍋が必要、ということはないと思いますので、メスティンやシェラカップでも十分です。普通の調理器具を持っていくと荷物になりますが、食器と併用するなどすれば荷物を減らすこともできます。その時のキャンプ飯に合わせて検討してみてくださいね。

▼おすすめのクッカー

trangia(トランギア) メスティン TR-210

  • 重量:150g
  • サイズ:17×9.5×6.2cm
  • 容量:750mℓ
  • 素材:アルミ製(無垢)

1人用のクッカーとして優秀なメスティン。メスティンの中に小物を収納することもできるので、荷物の容量を減らすことができます。

自転車キャンプの積載のコツ

自転車キャンプは積載がとても重要です。走行時のバランスや急な雨が降った時のことを考えて限られたスペースに積載をしていく必要があります。上手に積み込むためのコツをチェックしていきましょう!

荷物は最低限に

荷物が多く重くなってしまうと、自転車を漕ぐ際に余計な体力を使うことになります。

荷物は可能な限り最低限に抑え、コンパクトにパッキングする事が重要です。

また、道路交通法により、反射板が隠れてしまったり、荷物によってハンドル操作が妨げられるような積載は禁止されています。走行中の安全を考えて、最低限の荷物に抑えましょう。

重心は低めに

テントやマットなど、比較的重たい荷物を上の方に積載してしまうと、自転車全体の重心が高くなり、不安定になってしまいます。

重心が高いと横風などにあおられやすくなり、横転してしまう危険性が増してしまいます。

重たいものはバッグの下に入れておき、重心をできるだけ低く保つように心がけるのもポイントです。

荷物を分散

自転車の積載時に重心が偏ってしまうと、ちょっとした段差や石などの凹凸でよろけやすくなってしまい危険です。

荷物を収納する際は荷重を分散させ、重さがどちらかに偏らないように注意しましょう。

左右だけではなく、前後のバランスも考えながら積んでいくと安心です。

バックパックは軽く

パッキングを行う際、自分で背負うバックパックにはできるだけ重たいものを入れないようにしましょう。

重い荷物を背負ったまま自転車を漕ぎ続けると、体力を消耗してしまい、本来の目的であるキャンプを楽しめなくなってしまいます。

重い荷物はできるだけサドルバッグに入れるなどして自転車に固定し、バックパックには軽いアイテムを収納するようにしましょう。

いざ自転車でキャンプへ!

自転車の準備ができた。道具も揃った。いざ自転車キャンプへ!

どんなことに気をつけ、どのように楽しむのか。参考にしてみてください。

「ポタリング」のススメ

まずは楽しみ方。「ポタリング」という言葉をご存知でしょうか。

ポタリングとは「自転車で頑張らない程度にのんびり散歩をすること」。自転車キャンプの初心者さんにはとてもおすすめなサイクリング方法です。

このポタリングを自転車キャンプに取り入れるには、「近場のキャンプ場をピックアップしておくこと」これが必要不可欠です。

「頑張らない程度にのんびり」ということは、サイクリング初心者さんには距離として30km程度に抑えておくのがおすすめです。

途中の休憩ポイントなども考慮し、無理のない自転車キャンプになるよう、計画を立ててみてください。

こちらの記事も参考にしてくださいね。

ポタリングとは!? 自転車でゆるゆる散歩が気持ちいい「ポタリング」のイロハをご紹介! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

初めての「ロングライド」無理ないように注意点は?

初心者のロングライドはなるべく傾斜が少なく、山中などの周囲に人や建物のないルートは避けた方が無難です。

余裕を持った時間を設定しましょう。

温泉や観光地などの走り以外の楽しみを入れるのもおすすめですよ。

また、ロングライドでは多くのカロリーを消費します。

しっかりと食事をとることはもちろんですが、休憩時にこまめに飲食物を補給しましょう。

下の記事も参考にしてみてくださいね。

【ロードバイク】初めてのロングライドを楽しむコツ・持ち物リスト・注意点を徹底解説 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

キャンプ場選びのポイント&キャンプ場での注意点

自転車キャンプはその手段故、道中に気を取られがちですが、キャンプという名が付くからにはキャンプ場での過ごし方も大切です。

キャンプ場を選ぶ際には、以下のようなポイントで選定すると良いでしょう。

  • 自転車持ち込み可・平坦で行ける
  • 炊事場・トイレ・シャワー・お風呂がある
    サイクリングで疲れた身体を少しでも労ってあげましょう。キャンプ場に着く前に汗をかいていると思いますので、お風呂やシャワーでさっぱりできると疲労感が違いますね。
  • レンタル品が充実・薪が買える(焚き火をする方)
    荷物を減らす必要のある自転車キャンプにおいて、レンタルできるものがあるというのは安心感が違います。
    また焚き火をする場合は自転車に薪を積むのは難しいので、現地で薪を調達できるような場所である必要があります。

注意点としては、他のキャンパーさんのご迷惑にならないよう、キャンプ場内では自転車は押して移動すること。

また、自転車の盗難にも注意し、安全な場所に駐輪するよう心がけましょうね。

マナーを守って楽しい自転車キャンプを!

自転車キャンプ メンテナンス

キャンプに行った後、キャンプ用品とともに自転車もしっかりとメンテナンスすることが大切です。自宅で日頃から行うメンテナンスから自転車ショップでしてもらった方がいいメンテナンスまでチェック!

日頃から行うメンテナンス

まずは日頃から行うメンテナンス。

  • タイヤの空気入れ:適正な空気圧でタイヤに空気を入れましょう。
  • 車体の拭き掃除:濡れた雑巾などでフレームやサドルなどを拭くと汚れが落ちます。
  • チェーンメンテナンス:チェーンの洗浄や、注油も定期的に行いましょう。
  • 錆おとし:サビは時間が経つと自転車の機能まで落としてしまうので早めに対処しましょう。

目安は1週間から2週間に1回行うようにするといいでしょう。

こちらの記事も参考にしてみてください。

【自転車】チェーンやギアなどのサビ取り方法&おすすめ手入れグッズ6選 錆を落として自転車の寿命を延ばそう - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

時々行うメンテナンス

続いては、月に1回、あるいはキャンプに行く前などにチェックしておきたいポイントです。

  • 車体の各ボルトの締め付けをチェック
  • チェーンの伸びをチェック
  • ロードバイクの消耗パーツもチェック
    例えば、タイヤ&チューブ、ブレーキパッド、バーテープなど

自転車キャンプに行く前にはこのような箇所をチェックし、安全な自転車旅になるように準備しましょうね。

自転車ショップでの特別なメンテナンス

最後に自分ではなかなか修理が難しいところなどは、専門家のいる自転車ショップでの点検をおすすめいたします。

  • ブレーキ:異音がする、効きが悪いなど
  • ギア・変速機:電動式はショップに、ワイヤー式も無理せずショップに行くと相談に乗ってくれます。

その他心配なことがあれば自転車ショップに相談に行けば優しく教えてくださいます。愛車に長く乗れるよう、日頃から大事にメンテナンスしましょう。

こちらの記事も参考にしてみてください。

【初心者必見】クロスバイクのメンテナンスを大公開 チェーンの洗浄など基礎から解説 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

自転車キャンプまとめ

いかがでしたか?チャレンジするのに少々勇気が必要な自転車キャンプですが、「なんだかできそうな気がしてきた!」と思っていただけていると幸いです。

自転車キャンプは、数あるキャンプスタイルの中でも頭と身体をフルに使うものになります。たくさんの物に囲まれている現代社会。限られたものを持って身体を動かして・・・きっといいリフレッシュになると思いますよ。

道路交通法や自治体のルール、そしてマナーを守って楽しい自転車キャンプを過ごしてくださいね。

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