マクラーレンF1、ブレーキの問題が最終テストに大きく影響「自信を持って開幕戦に臨める状態ではない」とノリス

 マクラーレンF1チームのランド・ノリスは、バーレーンでのテストは「理想的ではなかった」として、開幕戦までにやるべきことが多いと語った。

 バルセロナでは好調に見えたマクラーレンだが、バーレーンでの開幕前最後のテストでは、ブレーキの冷却に関する問題に苦しめられ、走行時間をロスすることになった。さらにレースドライバーのダニエル・リカルドが体調不良に陥った後、Covidの検査で陽性反応が出たため、バーレーンテストでは一切走ることができず、ノリスが3日間の作業をすべて担当した。

「理想的ではなかったし、スムーズなテストだったとは言えない」とノリスは語った。

「バーレーンではかなりの制限があった。バルセロナは良かったと思うけど、バーレーンでは多くの問題に直面し、周回数がかなり制限されたんだ」

「特にロングランで問題が発生した。燃料を軽くした状態でのショートランはできたが、燃料をたくさん積んだ状態では走れていない」

「自分たちが望んでいる状態、いるべき状態、開幕戦に自信を持って臨めると言える状態には至っていない」

「決して良い状態ではないが、できる限りの作業をこなしていく。進歩しつつあるのは間違いない。ただ、望んでいた状態には至っていない」

 バーレーンでブレーキの問題に見舞われたマクラーレンは、最終日には新しいパーツを取り寄せてテストを行った。

2022年F1バーレーンテスト2日目 ランド・ノリス(マクラーレン)

「僕たちは状況をうまくつかんでいると思う」とノリスは言う。
「問題が何かを把握しているし、何に苦労しているのか、分かっているんだ」

「完璧な修正方法を考え出したとき、それを実行できるかどうかが問題になる。来週になってすべてをまとめ上げるまでは、はっきりしたことは分からない」

「チームは、問題を理解し、なぜその問題が起こったのか、なぜ自分たちがその問題に直面したのかを知り、来週に向けて修正するために懸命に取り組んでいる」

「でも簡単に修正できるわけではない。かなり複雑な領域で、多くの作業と時間が必要となる。だから、来週すべてをまとめて良い状態にするのは、簡単なことではないんだ」

2022年F1バーレーンテスト2日目 ランド・ノリス(マクラーレン)

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