ブラッドリー・クーパー 優れた話術と観察力を披露 「ナイトメア・アリー」本編映像

3月25日より劇場公開される、ギレルモ・デル・トロ監督最新作「ナイトメア・アリー」から、ブラッドリー・クーパー演じるスタンを捉えた本編映像が公開された。

感電ショーの違法性を疑って調べようとする保安官を、「待て!そこを下りろ!強力な電流が来てる」と止めるスタン。そして、感電ショーを実演して見せたスタンは、保安官の命を救ったとうそぶき、「どうか賢明な判断を頼みます」と感電ショーの継続を懇願する。優れた観察力で瞬時に警官の人物像を捉えると、持ち前の話術を駆使して警官の心を簡単につかんでいく姿を見せる。それまでただの助手だったスタンが、カーニバルの一座のピンチを救ったことをきっかけに、自分の技への自信を持ち、カリスマ読心術師となっていくきっかけの瞬間を捉えた映像となっている。

主人公スタンは、カーニバルに入った当初の不安な様子から、後半では威厳に満ちたプロのショーマンの姿を見せ、本映像でも確認できるように演技じみた話術で観客を欺く姿も見せる。他の誰よりもそのたたずまいを変えていくキャラクターであるスタンについて、デル・トロ監督は「スタンは人から反応を得るためにウソをつくことを覚えていきます。本当の自分はけして見せません。きまぐれな男で状況に応じて顔を変えるのです」と解説している。

スタンを演じているのは、「アリー/スター誕生」「アメリカン・スナイパー」でアカデミー賞主演男優賞のノミネート経歴を持つブラッドリー・クーパー。デル・トロ監督は「ブラッドリーの演技は感動的です」「スタンが持つ善良さ、肉体美、天性の優雅さを全て兼ね備えていると同時に、恐ろしい闇の人物を演じる技能を持っています」と称賛を送っている。

「ナイトメア・アリー」は、正体不明な生き物を出し物にする怪しげなカーニバルの一座にやって来た、野心あふれる青年スタンを描いたサスペンス・スリラー。1946年に出版されたノワール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を原作に、「シェイプ・オブ・ウォーター」のデル・トロ監督が映画化した。主人公の野心あふれるスタンを演じるのは、4度のアカデミー賞ノミネートを誇るブラッドリー・クーパー。ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、ルーニー・マーラ、デヴィッド・ストラザーン、リチャード・ジェンキンス、ロン・パールマンらが顔をそろえる。

【作品情報】
ナイトメア・アリー
2022年3月25日(金)、全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2021 20th Century Studios. All rights reserved.

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