【下北沢】リロードに登場のヴィーガンベーカリー&ドーナツ「Universal Bakes Nicome」

開発が進む東京・下北沢駅エリア。2021年夏に開業した商業施設「リロード」も、雑貨店やカフェなどで人気を集めています。そこで今回は、2022年12月にリロードにオープンした「Universal Bakes Nicome(ユニバーサル ベイクス ニコメ)」に注目。植物性100%のヴィーガンのパン屋さんですが、店頭には気になるものばかり! 体に優しく、行きつけにしたくなるこのお店を紹介します。

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2021年12月オープンの「Universal Bakes Nicome」

下北沢駅から徒歩約3分、東京・代田に本店があるヴィーガンベーカリーの“2個目”のお店としてリロードの2階にオープンした、その名も「Universal Bakes Nicome(ユニバーサル ベイクス ニコメ)」。覚えやすい店名で、ニコニコ笑顔のスタッフさんが迎えてくれました。

卵や牛乳など動物性不使用で植物性由来の素材を使った、全商品100%ヴィーガンのパンやドーナツが並びます。ショーケースには、全粒粉ドーナツ、オールドファッション、米粉を使った揚げていないグルテンフリーのベイクドドーナツ、てんさい糖をまぶしたあんドーナツの他、大きなマフィンやフォンダンショコラ、キャロットケーキなどとバラエティ豊か!

「江戸前しょうゆの塩パン」や「瀬戸内レモンの塩パン」に、ごまパン、クロワッサン、食パン、バゲットなどのパンも多く、コーヒーや紅茶、ソイラテなどのドリンクもそろっています。

お店は2〜3人でちょうどいいほどのこじんまりとしたサイズ。店内ではショーケースのパンを選んでスタッフさんに取ってもらうスタイル。筆者が訪れた午前中、焼きたても次々と登場していました。

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選り取りみどり「VEGANドーナツ」

訪れたのがバレンタイン時期だったので、ショコラオールドファッションはバレンタイン仕様に!

こちらは「ショコラオールドファッション ココナッツ」(400円・税込)。

ヴィーガンチョコレートでコーティングしたドーナツは、オールドファッションの特徴であるザクっと歯切れよいの表面で、中はしっかり食感。しかも、ふわふわでしっとりしています!

チョコレートがビターで甘さ控えめの生地はパサつきや味気なさが皆無で、一口目から心奪われました。大きくて食べごたえがあるのに、食べ終わりのくどさがない満足感は動物性不使用ならでは!

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リピートしたい「ヴィエノア」

手の上にポンっとのる大きさの「ヴィエノア ショコラ」(320円・税込)。パン肌はツヤツヤピカピカ!

ふかふかでやわらかい生地は、小麦の香りが良くほんのり甘く、ほろ苦いチョコチップを少し散りばめている良きバランス!

生地は温めなくてもふかふかで、シンプルな心地よい味わい。子どもも大人も魅了される、リピートしたくなるパンです!

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ずっしり「あん食パン」

会計待ち中、「焼きたてです」と登場したのは「有機粒あんのあん食パン」(420円・税込)。その良き香りに即購入しました!

ずっしり重く、外側はカリッカリで、焼きたてなのでアッツアツ!

バリッカリッと割ると、おいしい香りと湯気が立ち昇るという1番幸せな瞬間……。てんさい糖で炊いた有機粒あんがこぼれ落ちるほど巻き込まれています。

米粉を使ったパン生地は、外側は香ばしくて中はもっちり弾力があって、噛むほどに甘みを増します。粒あんも小ぶりの小豆ですが、粒はふっくらと奥深い甘みが豊かに広がります。

冷めても生地と小豆あんは旨みを凝縮し、飽きずに味わえます。巷ではあんバターも流行っていますが、生地の良さと粒あんの良さに原点回帰するシンプルイズザベストです!

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屋外ベンチで青空ヴィーガン

お店はテイクアウトのみですが、リロード内の屋外にはテーブルやベンチが設置してあり、気軽に頂けるのもうれしいポイント。

メニューは日や時間によって変わるようなので、訪問する度に一期一会の出会いがありそう。下北沢のお気に入りがまた1つ増えました。おやつに自宅用にとヴィーガンスポットに寄ってみてはいかがですか?

Universal Bakes Nicome

●住所:東京都世田谷区北沢3-19-20 reload 2F

●TEL:03-6407-1021

●営業時間:8:30〜18:00

●定休日:月、火曜日

●交通:小田急線・京王井の頭線「下北沢駅」から徒歩約3分

●Instagram:@universalbakes_nicome

[all photos by kurisencho]

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