1年間レアルでプレーしたファビーニョ モウリーニョとの初対面を回顧「まだパジャマを着ていた時に…」

 リバプールのブラジル代表MFファビーニョは、瞬く間に実現したレアル・マドリード移籍劇を回顧した。

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 2012年7月にブラジルからリオ・アヴェに加入したファビーニョは、同月にレアル・マドリード・カスティージャにレンタル移籍。ジョゼ・モウリーニョ監督の下、1年間で30試合に出場しヨーロッパで評価を高めるきっかけとなった。ただレアル移籍の話は寝耳に水だったようで、イギリス『FourFourTwo』のインタビューで「ポルトガルに到着してからたった2週間で急にそれは起きた」と振り返っている。

「他のブラジル人とBBQをしてた時、代理人から電話があってレアルが右サイドバックを探していて、僕に興味があるか聞いてきたんだ。そしてある夜、ルシオ(デコの兄)がやってきて、早朝にメンデスに会うから荷物をまとめるよう言われた。そしてメンデスに、僕がレアルと契約すると伝えられたんだ。驚いたし、ブラジルにいるママに電話したら泣き出してしまったよ。こんな大きなことが短期間で起きるとは、誰も予想していなかった。でも僕にとって、特別な瞬間だったんだ」。

「モウリーニョに初めて会った時のことはよく覚えている。マドリードのホテルで、まだ寝ているときに誰かがドアをノックしている音で目が覚めた。覗き穴を見ると信じられない光景が広がっていた。メンデスとモウリーニョだったんだ。僕はまだパジャマを着ていて、ぜんぜん準備できていなかった。何を話せばいいのかさえ分からなかった。彼は歓迎したかったみたいだけど、僕はまだ少しシャイだったし、あんな風に会えるとは思ってもいなかった」。

ファビーニョがモウリーニョとの初対面を振り返る Photo Denis Doyle

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