”まん延防止”解除1週間…感染者高止まり続く 広島

県内に出されていたまん延防止等重点措置が解除されてから1週間。

感染者の数は先週火曜日から前の週と比べて5日連続で増えるなど高止まり状態です。

解除前に知事が会見で説明した県のシミュレーションでは、直近1週間10万人あたりの新規感染者は1週間たつと150人以下に減少する見込みでした。

しかし、現状は想定まで下がっていません。

日々対応にあたっている開業医は感染再拡大へ危機感を募らせていました。

三上内科医院 三上裕一郎院長「(来院患者が)ゼロにならないうちに「まん延防止」が解除されたので、我々の感覚としてはこの1週間で患者さんが増えたような感じを受けます」

三上内科医院の院長は高い陽性率が心配だと話します。

三上院長「陽性率は相変わらず高いんですよ。先週金曜日が3人中2人、土曜日も3人中2人が陽性でした。」

発熱外来を設けているこちらの病院では、第5波が収束したとき発熱患者は0の状態が続いていました。

しかし、今回は「まん延防止」が解除されて1週間。

まだその陽性率が50%を超えている日が続いているそうです。

春休みを迎えるこれからの時期、感染の再拡大が危惧されます。

三上内科医院 三上裕一郎院長「人の動きが必ず増えますので(来院患者が)ゼロにはなっていないので、これから増えていくというのは十分考えられます」

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