【横浜M】DF畠中、18日鳥栖戦で復帰か 頼れるセンターバック「出る準備できている」  

実戦復帰のめどが立った横浜Mの畠中=2月、日産ス

 J1横浜Mに頼れるセンターバックが戻ってくる。2月末に右脚を負傷したDF畠中槙之輔(26)が実戦復帰へ順調に練習メニューを消化。早ければ今月18日の鳥栖戦(午後7時・ニッパツ)でメンバー入りする可能性が出てきた。首位川崎を勝ち点2差で追うチームの追い風となれるか。

 今季初黒星を喫した2月27日の柏戦は、畠中にとっても悔やまれる結果となった。前半に2度目の警告を受けて退場。直前に太もも裏の違和感を訴え、ベンチが交代選手を準備させている中での身をていしたファウルだった。

 数的不利に陥ったチームは3失点で逆転され、「みんなに苦しい時間を過ごさせてしまい、本当に申し訳ない」と苦々しく振り返る。幸い軽症で、既に全体練習に合流。今月15日のトレーニング後は「しっかり治療する時間をもらい、試合に出る準備はできている」と万全を強調した。

 自らが不在の間に22歳の角田が完封勝利に貢献。12日の札幌戦では、ベテラン実藤が試合終了間際の同点弾でチームを救った。「みんないい準備ができていると伝わってくる。自分も負けていられないし、早くピッチに立って一緒に戦いたい」と畠中。復帰戦が待ち遠しい様子だ。

 過密日程に故障や出場停止が重なった影響で、今季6試合のセンターバックは全て違う組み合わせ。長丁場のシーズンではアクシデントは付きもので、「ことしは僕がマリノスを守ると意気込んでやっているが、みんなで強いマリノスをつくっていければ」。若きDFリーダーの言葉は復権への自信に満ちあふれている。

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