ConsenSysが4億5000万ドルのシリーズD資金調達を実施、主要自己保管ウォレットMetaMaskが3000万MAUを超える

  • この最新の資金調達でConsenSysの評価額は70億米ドルを超え、2021年11月の2億ドルのシリーズC資金調達時点から2倍以上に。
  • MetaMaskでは、Web3アプリケーションにアクセスする月間アクティブユーザー数が1月に3000万を超え、4カ月で42%増加。
  • Infuraは主要イーサリアム開発プラットフォームで、開発者数は43万人、InfuraのイーサリアムAPIを通じてサポートされるオンチェーンETH取引額は年間換算1兆ドルを超える。
  • 調達資金は世界で600人以上の新規従業員の雇用を支え、拡大イーサリアム・エコシステムのための開発とツール構築への再投資の継続を可能に。

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 本日ConsenSysは、4億5000万米ドルの資金調達ラウンドの完了を発表しました。このラウンドで、当社の評価額は70億米ドルを超えました。ConsenSysの2021年11月のシリーズCラウンドに参加していたParaFi Capitalが、この資金調達を主導しました。同社のほかに、テマセク、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2、マイクロソフト、Anthos Capital、Sound Ventures、C Venturesを含む新規投資家が参加しました。シリーズCで投資を行ったThird Point、Marshall Wace、TRUE Capital Management、UTA VC(United Talent Agencyのベンチャーファンド)はすべてこのラウンドにも参加しました。サリバンアンドクロムウェルが、この取引でConsenSysの法律顧問を務めました。

ConsenSysは、インターネットの次なる波であるWeb3のための基礎的ソフトウエアの構築におけるパイオニアとなってきました。当社のミッションは、DAO、NFT、DeFiを全体的に使いやすく、アクセスしやすく、基盤としやすいものにすることで、コミュニティーの協業の力を解き放つことです。

世界的なWeb3導入の加速は、主要自己保管ウォレットであるMetaMaskの拡大からも分かります。MetaMaskがサポートする月間アクティブユーザー数(MAU)は現在3000万を超え、4カ月で42%増加しています。世界のユーザーが、NFTのミンティングと収集、DAOへの参加、DeFiプロトコルへの参加のためにMetaMaskを利用しています。米国、フィリピン、ブラジル、ドイツ、ナイジェリアなどが、MetaMaskの最も活発な市場となっています。

このラウンドの受取金は全額がETHに転換され、ConsenSysのトレジャリー戦略に沿ってETHの米ドル同等資産比率のリバランスが行われます。これは、イーサリアムのこれからのプルーフ・オブ・ステークへの統合に先立ってConsenSysの「超健全通貨」のポジションをさらに高めます。ConsenSysは、長い間ETH、ステーブルコイン、その他の暗号トークンの多くのトレジャリーを管理し、このような資産をDeFiプロトコルでの使用やステーキングに役立てることができるよう、MetaMask InstitutionalCodefi Stakingといった独自の金融インフラストラクチャーを積極的に活用しています。

ConsenSysの創立者で最高経営責任者(CEO)のJoseph Lubinは、このように語っています。「私はConsenSysのことを、分散型プロトコル・エコシステムのための広く深い能力を持つマシンであると見ています。デベロッパー・ツール化、トークン化、トークン公開、ウォレット、セキュリティー監査、DeFi(1.0、2.0、その後)、NFT、ブリッジ、レイヤー2スケーリング、DAOなど、新たに出現する基盤的仕組みに基づいて迅速に大規模に活用できるものです。この考え方は、シリーズDのクリプト・ネイティブおよびグロースの投資家とも一致するところがあり、私たちは強力な成長戦略を実行していくことが可能です。このラウンドではデジタル資産と法定通貨の両方を受け入れ、直ちにETHに転換します。次のラウンドは私たちの『シリーズETH』であり、継続的なパラダイムシフトへのシンボルおよび注力として、完全にクリプト・ネイティブとなってETHに貢献する投資家を支援していきます。」

この資金調達は、MetaMaskの急速な拡大をサポートするものでもあり、2022年中に大規模な再設計のリリースが予定されています。幅広い種類のブロックチェーン・プロトコルとアカウント・セキュリティーの仕組みを統合することを可能にするプラグイン拡張システムも展開されます。このロードマップの拡大は、ConsenSysによる最近のMyCryptoの買収に基づくものでもあり、MetaMaskが業界をリードするセキュリティー・インフラストラクチャーを強化することや、デスクトップ、モバイル、エクステンション、ブラウザー・ウォレットにわたる一貫性の高いユーザー・エクスペリエンスを作り上げることを可能にします。

ConsenSysは、Infuraの開発ツールの世界的導入も加速させ、アーティスト、コンテンツ・クリエイター、ブランド、知的財産所有者、ゲーム・パブリッシャー、スポーツ・リーグのためにNFTの導入を推進するConsenSysの活動も促進します。

現在700人近いフルタイムの従業員を抱えるConsenSysの雇用は今年急増し、2022年末までに従業員1000人以上の規模に拡大することが予定されています。ConsenSysは、多様性、公平性、包摂性に関して業界リーダーとなることを中心的目標として維持しており、Work180、CryptoChicks、Black Women Blockchain Councilといった組織と提携しています。2020年9月から、ConsenSysは、従業員のジェンダー・バランスを拡大し、2021年12月時点で19%から25%になっています。帰属感スコアも上昇の流れが続いており、最新の調査では91%に達しています。ConsenSysは、「コミュニティーの時代」への変革の主要な推進力であることを誇りとしています。

ParaFi Capitalの創立者でマネジングパートナーのBen Forman氏は、このように述べています。「ConsenSysは、ブロックチェーン分野における最も重要な企業の1つとして成長してきました。特に、MetaMaskは、毎月3000万人を超えるユーザーがweb3とDeFiのアプリケーションにアクセスするためのゲートウェーであり、消費者と企業の間で世界で最も広く使用されるブロックチェーン・プロダクトの1つとなっています。ConsenSysの商品とサービスの長い間のパワーユーザーとして、同社が分散型インフラストラクチャーの最前線で活動を続ける中で投資家およびソートリーダーとなることに、ParaFiは期待を感じています。」

ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズの投資家のNeil Cunha-Gomes氏は、次のように語っています。「分散型ウェブへのアクセスを可能にするミッションにおいてLubinとそのチームのパートナーとなることを、うれしく思います。当社は、使いやすく中立的で安全なWeb3商品によるConsenSysのエコシステムが、今後もこれまでにないレベルのエンゲージメントを拡大すると考えています。Web3の導入を次のレベルに進める同社を支援することに期待を感じています。」

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