来年操業終了のアサヒビール神奈川工場 跡地利用巡り南足柄市商工会が要望書 市に企業誘致など求める

南足柄市の加藤市長(右)に要望書を手渡す瀬戸商工会長(左)=15日、南足柄市役所

 来年1月末に操業終了するアサヒビール神奈川工場(南足柄市怒田)を巡り、同市商工会は15日、跡地利用を求める要望書を加藤修平市長に提出した。

 アサヒビールHDグループ企業施設による跡地利用を働き掛けることや、新たな拠点施設を含めた計画の推進を求めており、同商工会の瀬戸良雄会長は「工場閉鎖で影響を受ける市内企業が出ることが予測される。市長には跡地利用や企業誘致などを含め、早い時期に形にして示していただきたい」と訴えた。

 加藤市長は「来年1月まで操業を続ける社員らに十分な配慮をした上で、慎重に対応していきたい」と話した。

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