スポーツクライミング 松田が日本代表に選出 県勢で初、浦添市出身

 スポーツクライミング女子の日本代表に浦添市出身の松田喜々(きき)(24)=首里高―名桜大出、県山岳・スポーツクライミング連盟所属=が15日までに選出された。同競技の代表入りは各種目を通じて県勢初。制限時間内に登った高さを競う「リード」種目での選出。年内に世界各地で開催されるワールドカップ(W杯)やアジア選手権などに出場する予定だ。 スポーツクライミングは昨夏の東京五輪で初採用された。

 日本山岳・スポーツクライミング協会が2月に千葉県で行われた第35回リードジャパンカップなどの結果を加味し、男子11人、女子12人の日本代表を決定した。松田は3回目の出場となった同大会で初めて予選を突破して準決勝に進出し、12位に入っていた。

 W杯は6月に開幕、全7回を予定。過去の大会成績などから選手には出場の優先順位が決まっており、大会ごとに派遣選手が選ばれる。出場すれば国際大会は初となる松田は「出るからには予選を突破し、準決勝に進出したい」と意気込みを語った。

 (長嶺真輝)

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