ビニール製肥料袋で滑降 16チーム48人 〝日本一〟目指す 糸魚川市根知地区 ケツゾリ JAPAN CUP

 糸魚川市山口の糸魚川シーサイドバレースキー場で13日、ビニール製肥料袋を使ったソリで滑降の速さを競う大会「ケツゾリ JAPAN CUP」が開かれた。大人と子どもの16チーム・48人が参加し、スリリングな「ケツゾリ」のレースを思う存分に楽しんだ。

 同大会は、根知地区公民館が昨年に続き実施。地元団体「根知未来会議」が協力した。雪遊び、冬の山仕事の移動手段として根知谷に残る「ケツゾリ」を競技化した。

 〝全国大会〟を冠するが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者は市内在住者に絞った。今回は四川料理「日出人」が金色のコスチュームで登場し、大会に協賛。賞品として無料食事券などを提供した。

 大会は、3人一組のチーム戦。1対1のレースは早く滑り降りた方が勝ち、2勝以上で勝利となる。トーナメントの勝ち抜き戦で〝日本一〟を目指した。

ビニール製肥料袋で滑降する選手

 熱戦の結果、釣り仲間チーム「平海丸」が優勝。代表者の吉川元紀さん(32)は「昨年は2位だったので、リベンジできて良かった」と喜びを話した。準優勝は「駒崎山岳研究科」、3位は「お子ズ」。

 佐藤求館長(71)は「天気に恵まれて良かった。来年も参加してほしい」と話した。

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