ジスコホテル、長崎市初進出 『ステーションホテル長崎諏訪』25日オープン

入り口や風呂場に段差のないバリアフリールーム=長崎市、ステーションホテル長崎諏訪

 長崎県内外で主にビジネスホテルを展開するジスコホテル(諫早市)が25日、長崎市上西山町に「ステーションホテル長崎諏訪」をオープンする。同社11カ所目のホテルで、同市内への進出は初めて。11日、報道陣向けに内覧会があった。
 同社は県央地区を中心に県内10カ所、京都市内1カ所のホテルを運営。「長崎諏訪」は鉄筋コンクリート11階建て約2千平方メートルで、客室はシングル86、ツイン10、バリアフリールーム1の計97室。フロントに自動精算機を備える。駐車場44台、ランドリーは無料。諏訪神社に近く歴史ある風情を意識し、正面玄関や内装は和のテイストを取り入れている。
 新型コロナウイルス禍の影響に伴い、資材不足で開業を昨秋から約半年延期。レストランは感染防止のため稼働を当面控える。徳永耕一社長は「県のメインとなる長崎市にこれまで進出できていなかった。コロナ禍でもビジネス客の需要は堅調なので、ミドルクラスのホテルとして堅実に頑張っていきたい」と話した。
 料金はシングル(1室1人)5900円、ツイン(1室2人)1万1千円。オープン記念で6月末まで全室1人千円引きとなる。
 今年は春以降、島原市と雲仙市にもそれぞれ1カ所開業予定。


© 株式会社長崎新聞社